「保護司」という言葉を聞いたことがあるだろうか。 仮出所した受刑者や、少年院を退院した少年・少女の社会復帰を手助けする民間ボランティアだ。罪を犯した人間を矯正し、再犯罪の防止にも大きな役割を果たしている。 保護司は、伝統的に地域の名士がその役割を担うことが多い。 例えば、地方議員やそのOB、僧侶、会社経営者、学校の元校長らだ。そう聞くと年配者が多そうなイメージがある。しかし、高度成長期には30代の保護司も多くいた。 身分は、非常勤の国家公務員だが、基本的に無償で任に当たる。 保護司も人手不足 その保護司の世界に、人手不足と高齢化の波が押し寄せているという。 法務省によると保護司の人数は2012年時点で4万7968人。2000年代後半に入って減少傾向が目立ち、毎年200~400人のペースで減っている。 また1962年では60歳以上の保護司の割合が41.4%だったのに対し、2012年では77.
日経ビジネス7月14日号の特集「コンテンツ強国へ この“熱狂”を売れ!」で、力強く世界へと打って出る日本のコンテンツ産業を追った。表紙を飾ったのはアーティストのきゃりーぱみゅぱみゅ。今年2月、米サンフランシスコでライブをした時のワンショットだ。 きゃりーが活躍の舞台を世界に広げている。ということは、何となくご存知だろう。だが、その内実や舞台裏は、あまり知られていない。今回、きゃりーのCDを世界展開することに成功したワーナーミュージック・ジャパン。その名誉会長を務める石坂敬一氏のインタビューをもとに、きゃりー世界進出の舞台裏を紐解く。 「おっしゃ Let's 世界征服だ」――。耳に残るエレクトロナンバー「インベーダーインベーダー」。リリースから1年強、きゃりーぱみゅぱみゅは“世界征服”への足がかりとなるかもしれない快挙を成し遂げた。CDの世界展開だ。 きゃりーの新作CDアルバム「ピカピカふぁ
徳島県の片田舎に神山町という町がある。人口6000人あまりの小さな町で、吉野川の支流、鮎喰川の上流部に位置している。少子高齢化も進んでおり、高齢化率は46%に上る。過疎化に苦しむ、日本の中山間地の典型のような場所だ。 ところが、神山はIT(情報技術)ベンチャーの“移転”に沸いている。 名刺管理サービスのSansan(東京都千代田区、寺田親弘社長)が2010年10月にサテライトオフィス「神山ラボ」を開設したのを皮切りに、9社のベンチャー企業が古民家を借りた(サテライトオフィスとは、遠隔勤務を前提としたローカルオフィスのこと)。借りるまでにはいかないものの、ヤフーやグーグルなど大手IT企業の社員が短期滞在で訪れることもしばしばだ。空き家として放置されていた古民家がオフィスに姿を変えている。 その動きはオフィスだけではない。 移住者の増加に伴って、店舗や施設のオープンも相次いでいる。ここ数年を見
日韓関係が緊張する中、一般人から見るとK-POPも下火のような感じを受けています。政治情勢は、やはりK-POP人気にも影響を与えているのでしょうか? 古家:まず1つ言えるのは、政治的な問題は、それほど日本のK-POP人気に影響は与えていないということです。 でも明らかにK-POPという文字をテレビの地上波などで見る機会が減ったのと日韓関係が冷え込んだのは同じ時期のように思います。 古家:政治情勢が全く影響を与えていないかと言うと、多少は関係があるかもしれません。でも、K-POPが地上波から消えたのは、単に飽きられたから、という側面は否定できません。数字が取れなくなれば、当然、テレビからも消えますよね。またムーブメントを牽引するような存在が出てくれば、自然と露出も増えてくると思います。 日本におけるK-POPの人気は、2010年の春にKARAが初めて日本でイベントを開催したのが契機です。そし
ポスティング制度での移籍先を日本国民が固唾をのんで見守っていた楽天ゴールデンイーグルス田中将大選手がニューヨーク・ヤンキースと7年総額1億5500万ドル(約155億円。1ドル=100円にて概算。以下同)にて契約を結びました。もはや、このニュースを知らない日本人はいないでしょう。 契約締結から約1週間が経ち、交渉経緯や球団の思惑、今後の展望などに関する情報がある程度出尽くした感があります。契約締結のタイミングが自分の出張と重なってしまったこともあり、ちょっと機を逸してしまった感もあって正直、この話題についてコラムを書こうかどうか迷っていたのですが、編集部からの期待もあってやはり触れないわけにもいかないと思い直しました(と、まあ年初のコラムが遅くなった言い訳です)。 今回は、MLBビジネスやヤンキースという球団、ニューヨークという街を身近に感じる筆者が、ヤンキースの田中選手獲得における誤解と真
どうも、「バンドマン社長」河野です。 実は今回、僕は日経ビジネスの編集者と“けんか”をしました。 「河野さん、残響の売り上げの数字を出してください」と頼まれ、はいはいと提出したところ、グラフを見た編集者さんが「…うーん、基本的に右肩上がりだけど、ずいぶん波がありますよね。規模も小さいし、これって大企業に勤めている読者さんに、参考になるのかな、読んでもらえるのかなあ」と言われたんですね。これがそのグラフです。 思わずカチンときた僕は、食ってかかりました。 「右肩上がりを暗黙の前提にしてしまう経営は完全に古いと思っています。僕は、縦に伸びる経営より、横に広げる経営を目指したい。失礼ですが、『売上高』に対する考え方が、いまの世の中とずれているんじゃないですか?」 一瞬きょとんとした顔をした後、「…むしろそのお話聞きたいですね」と、食いついてきたのは、さすが編集者さんです(笑)。 とはいえ、彼の反
高崎卓馬(たかさき・たくま) 電通コミュニケーション・デザイン・センター所属。 エグゼクティブ・クリエーティブディレクター/CMプランナー。 1969年、福岡県生まれ。93年、早稲田大学法学部卒業後、電通に入社。 代表作に、サントリー「オラジーナ・ムッシュはつらいよ」、「オールフリー・これがいいのだ」、「金麦糖質70%OFF・そういえば、しあわせ」、「アセロラ・アセロラ体操」。JR東日本「新青森駅開業・MY FIRST AOMORI」「『行くぜ東北』キャンペーン」。インテル企業広告シリーズ、明治製菓「キシリッシュ・福山雅治シリーズ」、BEAMS「『恋をしましょう』キャンペーン」、東芝「REGZAキャンペーン」、公共広告機構(AC)「imagination/クジラ」など。 JAAAクリエーターオブザイヤー、TCCグランプリ、ACC、NYADC、カンヌ国際広告賞、ONE SHOW 、アドフェス
連載2回目に登場する賢者はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用ゲーム機「プレイステーション」の生みの親で、現在は自ら設立したサイバーアイ・エンタテインメントで次世代技術の開発に取り組む久夛良木健氏。クラウドコンピューティングが加速することで、ネット社会の主役はスマートフォンやタブレット端末ではなくなっていくと予言した。不振を極めている日本の家電メーカーが復活するカギも、そこにある。 プレイステーションの開発において、インターネットはどのように意識されていたのでしょうか。 SCEが初代のプレイステーションを発売したのが1994年。プロジェクトの段階から数えるともう20年以上が経ちますが、私はプレステの開発を始めた当初から、どこかの時点でプレステをインターネットに“溶かしたい”という思いを持っていました。 プレステをネットに“溶かす”というのは、ゲームソフトの情報をクライア
僕自身はそれほど面白い人間ではないのですが、面白法人と会社名を名付けたおかげもあってか、興味をもっていただけるようで、僕に会いたい人がいると紹介される機会があります。誰かに紹介されて会う時は、その紹介者の顔に傷をつけないようにしなければいけませんので、期待に応えられるよう、何か面白い話をしようと頑張ることを心がけてはいます。 一方で、僕が何かの本を読んだりして興味をもち、この方に会いたいと思って、ホームページやFacebookでコンタクトをとり会いに行くこともあります。そういう時は、こちらが会いたいと言った以上、相手のことをネットでできるだけ調べたり、著書は大体読んだりして会いにいくようにしています。こちらが会いたいといった以上はそれが礼儀だと思うからです。 そんな風にして毎年いい人との出会いがあるわけですが、昨年末にその年の振り返りをしている中で、2012年どんな人との出会いがあったかを
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 女性芸能人の生き方は、多くの女性にとって話題になり、注目されるものです。 それは女性芸能人が、「女性が働きながら、恋愛・結婚・出産・家庭をどうするか」を考える時のロールモデルでもあるからです。 女性芸能人といえば、女優が一番“格上”とされます(彼女たちがバラエティー番組に出れば、「今日は豪華なゲストです!」「いいんですか、こんな番組に」ともてはやされるものです)。 そして、アイドルとモデルとグラビアアイドルがいます。それぞれに活躍する媒体や狙うファン層が違うのですが、バラエティー番組やクイズ番組が隆盛な時代になり、だんだんその立場は近づいてきています。 また、女性アーティストや女性芸人も、今は人気のある存在です。 さらに女子アナ。本当は女性芸
「日中関係が微妙なこういう時期、AKB48が好きだっていう若い中国人はすごくプレッシャーを感じるわけですよ。ほら、だって、彼ら一人ひとりは自称『プチ日本評論家』なわけですからね。板挟みになって、正直つらかったと思います」 あれは9月中旬、日経ビジネスオンラインから「えっ、『日本は中国と戦争したがっている』って?」の執筆を依頼されたころだ。尖閣問題で反日デモが激しく燃え上がる中、以前取材を通して知り合った王一凡(29歳)と再会した。彼は、私が王に会った目的(尖閣問題についての意見)とは一見、無関係かに思える内容をいきなり話し始めた。 その話とは、「AKB48はなぜ、中国でこんなにも人気があるのか?」についてである。 王は以前、中国で雑誌記者をしていたことがあり、日本のオタク文化に非常に詳しい。 「中国でAKB48のファンは、百度(中国の大手ネットサービス)のBBSユーザーだけで約10万人、実
チームプレーは日本の「お家芸」とよく言われる。一人ひとりの力は小さくても、チームとして各自の役割を決め、知恵を出し合い、励まし合って取り組めば、不可能を可能にすることもできる。それこそ組織の力だ。 「日経ビジネス」は10月22日号で「奇跡を起こす すごい組織100」と題した特集をまとめ、企業や団体から復興支援やスポーツ、先端科学研究のチームまで、成果を上げているすごい組織を100事例取り上げた。この特集と連動して、「日経ビジネスオンライン」では5回にわたり、一般にはあまり知られていないすごい組織の実像を紹介する。 2回目は「原点回帰の出版社」を標榜する異色の出版社、ミシマ社を取り上げる。同社は取次を通さず、全国の書店と直取引するなど出版改革を進めている。8月に発刊した『THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」』などが話題を呼んでいる。 JR京都駅から近鉄京都線
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