本書はホリエモン自身「思い切って動き出したいけど動けない人たち」のための本だと述べている。 目標があるにも関わらず、何もできないでいる人の背中を確実に押してくれる一冊だ。 学校教育の「洗脳」が無意識のブレーキになっている 世の中には、やりたいことがあるのにも関わらず、あれこれ理由をつけて行動できない人がたくさんいる。その原因が、教育という名の洗脳というわけだ。 近代的な学校が、産業革命以降の工場の発展、国民国家の形成に伴ってできあがってきた歴史的背景を考えると、学校とは、従順な労働者や兵隊を育てるための機関だと解釈できる。 そのため、特に公立の学校においては、扱いやすい平均的な人間を育て、社会に納品することを重要視した教育が行われてきた。 結果として、真面目に教育を受けてきた人ほど、ざっと挙げられるだけでも以下のような「常識」を強く植えつけられている。 目上の人の命令には従わなければならな