KindleやiPadといった電子書籍端末をターゲットにした新時代の出版の実践例が「電子書籍部」である。大ヒットのパズルゲーム「ぷよぷよ」の作者であり立命館大学映像学部教授の米光一成(よねみつ・かずなり)氏が発起人を務めるこの“電書部”は、2010年5月の同人誌即売会「文学フリマ」で、15冊の電子書籍を投入。対面販売というユニークなスタイルで、わずか1日にして1453冊を売り上げるという快挙を成し遂げた。同部ではこの文学フリマでの成功を経て、来る7月17日には電子書籍限定の即売イベント「電書フリマ」を開催する。 電書部の活動について、「部長」である米光氏に話を聞いた。後編の今回は、1400冊以上を売り上げた文学フリマ、コミュニケーションツールとしての電子書籍に触れる。 →前編はこちら 1度買った人が、数時間後にまた来てくれた 誠 Biz.ID 実際に文学フリマで電書を買われた方の反応はいか