櫛橋家のことであれば、これは裏切りというよりも、櫛橋が小寺家に反発したといった方が良いかもしれませんね。 小寺家に売られ、あえなく荒木に捕まったとされる件についてであれば、これはやはり裏切りと言えます。 この黒田と小寺の関係ですが、見方を変えれば、小寺家は織田に付いたことを後悔した時には、黒田家を切り捨てることを考えていたのかもしれません。 さらに言うと官兵衛一人を切り捨てて、黒田家は引き留めることまで可能性としてはあったのかも。 小寺家は織田に付くことを渋っていたとされます。 一種の妥協案として、織田と組んだことが不利を招いたなら、責任をとらせる家臣は少ない方がよく、官兵衛をその責任者にしたとも想像できます。 おそらく織田が対毛利にはやくから本腰を入れられていれば、小寺のあの時点での離反はなく、あるとしてもずっと後に、別の形だったと思います。
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