3000年の時を越える「時空覇王伝」 福津氏の最新作は3000年の時を越えた コーエーの「信長の野望全国版」「三国志」に参加し、タイトーの「たけしの挑戦状」を担当するなど、以降も数々のヒット作を生んだゲームクリエイターの福津浩氏(52)。彼が「今の時代だから作れたゲーム」というのが、ASJから9月から提供されている育成型戦略シミュレーションゲーム「時空覇王伝」だ。歴史戦略ゲームの礎を築き、超問題作も経験した福津氏が描いたのは究極の群雄割拠だ。史実に沿ったゲームから、国も時代も混在したゲームへ。最新作に行き着いた心境を聞いた。 ―時空覇王伝の開発イメージは 前提として歴史好きっていうのがあるんですが、なかなか作ろうと思っても作れていないジャンル、時代というのがたくさんあるんです。たとえば百年戦争だと、日本の方ならジャンヌ・ダルクは知っている。クリミア戦争も非常に有名な戦争ですが、日本で知られ