アップル市場に真の勝者は生まれるのか? いよいよ本日、iPhone6sが発売となった。行き交うニュースからは、かつてソフトバンクが独占的にiPhoneの総販売代理店であった時代はとうに忘却の彼方へと過ぎ去り、ドコモauを交えた3キャリアと、そしてアップル自身が発売するsimフリー版iPhoneが4つ巴となって販売競争をするという、各社の思惑が入り組んだ不可思議な状況が見え隠れする。果たしてこれからの時代、アップル製品のさらなる普及が進むとして、果たしてアップル自身を除く関係企業の中からビジネスでの勝者は生まれ得るのか? といった漠然とした疑問は業界関係者のみならずユーザー巻き込んでゆっくりと広がっている。 東レがアップルの総輸元だった事実 アップル製品の国内販売権を巡って日本企業が争奪戦を繰り広げたのは、今に始まった事ではない。1980年に、かつては重鎮繊維メーカーの”東レ”がアップル製品