政府は、64歳以下を対象とする新型コロナウイルスワクチンの一般接種を巡り、大学生の大学構内での接種や企業内の診療所など職場で行う接種を推進する方向で調整に入った。高齢者接種の進展をにらみ、早ければ6月21日にも開始する見通しだ。政府関係者が31日、明らかにした。菅義偉首相は感染拡大阻止に向け、自民党役員会で「企業の職場や、大学でも接種を進めていきたい」と表明した。 首相は31日夕、萩生田光一文部科学相、梶山弘志経済産業相ら関係閣僚と官邸で協議し、接種推進の方針を確認した。実施対象や条件、具体的な接種方法について細部を詰め、6月1日にも発表するとみられる。