『サーファーに花粉症はいない』(小 学館) 女性にとって紫外線とはできるだけ避けたいもの。日差しが強くなるこの時期からテレビでは日焼け止めのCMが流れ、女性誌では紫外線がいかに肌に悪影響を及ぼすか説いている。しかし、紫外線は花粉症や乳がんなどのリスクを下げ、うつ病にも効果があるということが最近の研究によって明らかになりつつある。医師・日本機能性医学研究所所長の斎藤糧三氏の著書『サーファーに花粉症はいない』(小学館)では、これまで悪者とされていた紫外線の必要性が説かれている。美容の大敵である紫外線との付き合い方について斎藤氏とコスメティックプランナーの恩田雅世氏に語ってもらった。 ――これまでネガティブな印象しかなかった紫外線ですが、恩恵のほうが大きいとは意外でした。紫外線から合成されるビタミンDにその理由があると。 斎藤糧三氏(以下、斎藤)歴史からみてみると、人類の原型となるヒトはアフリカ