シャープは11月20日、希望退職に2960人が応募したと発表した。退職は12月15日付け。 2000人程度を目標に今月1日から募集を始めていた。募集は14日までの予定だったが、目標人数を上回ったため9日で締め切っていた。 割増退職金などとして253億円の特別損失を10~12月期決算に計上する。通期の業績予想には織り込み済み。 関連記事 シャープ・鴻海の交渉が暗礁に 薄まる存在感、相次ぐ暴動でイメージ悪化 シャープと鴻海の出資交渉が暗礁に乗り上げている。出資先候補としてIntelやQualcommなどの社名も浮上し、鴻海の存在感は薄まるばかり。 シャープ経営陣の不協和音 希望退職2000人、危機的状況に憤る社員 「誰がトップかわからない」──主力事業の回復が遅れ、瀬戸際のシャープ。ここにきて問題視されているのが経営陣の不協和音だという。 関連リンク ニュースリリース