消費税、事業者「納められない」 事業に流用し倒産も2008年12月24日7時58分印刷ソーシャルブックマーク 大阪国税局の集中電話催告センター室。不況で困窮を訴える滞納者が増えているという=大阪市浪速区消費税の負担と納付の流れ 不況で消費税の滞納が深刻になっている。「資金繰りがつかず、消費税を納められない」という事業者の声が強まり、国税当局の徴収担当者は滞納の増加を実感し始めている。なかには預かった消費税を事業資金に流用したまま、倒産してしまう例もある。利益に課税される法人税や所得税と違い、事業が赤字でも納める必要がある消費税ならではの問題だ。 「売り上げが減って資金繰りがつかない」「何とか払おうとしんどい思いしてるとこや」……。 大阪国税局の職員が、税金を滞納している人たちに納税を促す電話をかける集中電話催告センター室(大阪市浪速区)。消費税以外の分も含めて、12人のオペレーターがそれぞ