NTTドコモの先月の契約数は2か月ぶりに増加し、アップルのスマートフォン、iPhoneの販売を始めたことが一定の成果を挙げた形となりました。 携帯大手3社の発表によりますと、先月1か月間の各社の新規契約から解約を差し引いた契約数は、ソフトバンクが22万9400件、KDDIが15万8900件、それぞれ増えました。 また、ことし9月に過去最大の減少幅となったNTTドコモも、3万7100件増えて2か月ぶりの増加となりました。 これは、ドコモが9月に発売したiPhoneの在庫不足が改善し、予約待ちの状況が徐々に解消されていることや、販売開始に合わせた割引キャンペーンなどが主な要因です。 ドコモは、平成18年に携帯電話の番号を変えずに契約する会社を変更できる「番号ポータビリティー」が導入されてから、他社に顧客が流出する傾向が続いていますが、iPhoneの販売開始が一定の成果を挙げた形となりました。