年の瀬も押し迫った夜、小さな少女が一人、寒空の下でマッチを売っている。街ゆく人々は、彼女には目もくれずに通り過ぎて行く。少女は少しでも自分を暖めようと、マッチに火を付ける……。 と、あらすじの一部分を説明しただけでも、この話がアンデルセンの『マッチ売りの少女』(童話館出版)だと多くの人が分かるはずだ。広く知られている童話のうえ、ファンタジックかつ悲惨な内容でもあるため、今でもその解釈や、物語の裏に隠された意味をめぐってさまざまな議論がなされている。 なかでもネット上に多く出回っているのが、「マッチ売りの少女=売春婦」という説。ツイッターや2ちゃんねるで見つかった言葉をいくつか挙げてみよう。 ・マッチ売りの少女の元は、売春婦。これ、マジ ・マッチ売りって売春の隠語か何かじゃないっけ? ・マッチ売りの少女って、マッチ燃えてる間だけセックスさせる売春少女の話じゃなかったん ・少女がなぜマッチを売
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