関係者によると、有機ELディスプレーよりも製造がずっと難しいことから、同社は1年ほど前にこのプロジェクトを中止しそうになったこともあったが、プロジェクトはそれ以降前進し、技術は現在は進展した段階にある。ただ、消費者が完成品を目にするのは恐らく数年先になる見通し。 この野心的事業は同社が主要部品の設計を内製化しようとする動きの一環で、最も新しい取り組み。アップルは数年前から自社の携帯端末向けに半導体を設計してきた。同社の今回の取り組みは、サムスン電子やジャパンディスプレイ、シャープ、LGディスプレイなどのディスプレーメーカーに加え、画面のインターフェースを手掛ける米シナプティクスなど、さまざまな現在のアップルサプライヤーに長期的に打撃を与える可能性がある。また、有機EL技術開発で主導する米ユニバーサル・ディスプレイにも影響を及ぼし得る。 軒並み安 ブルームバーグの報道を受けてアジアのディスプ