「左遷」という言葉には、やりがいのある仕事や出世コースから外れた悲しいイメージがつきまとう。しかし会社の処遇によっては、「転職を考えるほどではない」という場合もあるようだ。近畿地方に住む40代の男性(年収950万円)は、今から10数年前に左遷された過去をこう打ち明ける。 「32歳ごろ、早ければ同期が本社勤務もしくは係長職に上がるタイミングで、社内の『左遷用職場』へ異動になりました。そこで3年半、典型的な社内ニートとして過ごしました。当時はそんな言葉はありませんでしたが……」 そこは「上司も所属長も全員左遷で来ており、定年まで20年間を潰している人もいました」というから筋金入りの「左遷用」の部署だった。 「当時はテレワークなどないため、やることはないのに出社して時間を潰すスキルは身に付きました。1日中、業界誌を読んで過ごすなんてザラでした」 一体どんな企業で、どんな風に日々を過ごしていたのだ
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