政府系金融機関の改革に伴う諮問会議の議論で、福井日銀総裁が触れていた事柄です。まず、その部分を引用してみます(以下特に断りがなければ、議員同士の会話は経済財政諮問会議の議事要旨より引用)。 第25回議事要旨 「政府の金融として残す部分の機能論については、エコノミー・オブ・スケールという視点はあまりなく、エコノミー・オブ・スコープを考えていくのではないか。いろいろな機能をまとめていく場合、機能が有機的に結びついて付加価値が高まるようにすることが大事。単に寄せ集めることだけを考えると、エコノミー・オブ・スコープに欠けるリスクもある。機能論の延長線上としてまとめていくことにより(筆者注:「まとめていくことより」かな?と思いましたが、公開原文通りとしてます)、組織が活性化するまとめ方がいいのではないか。」 ご指摘の論点はやはり大切だと思われ、大変勉強になります。流石は日銀総裁でございます。本当です