東京電力福島第1原発事故と対峙(たいじ)する人々をドラマ化した「THE DAYS」上映会が2023年7月5日に東京・丸の内の日本外国特派員協会で開かれ、主演の役所広司さん(67)らが記者会見した。 役所さんが演じたのは当時の吉田昌郎所長(故人)。「歴史上の人物を演じるよりも、非常にまだ時間も短い」ため、撮影現場では皆が「演じすぎない」ことを心がけたという。国内では原発の運転期間延長を盛り込んだGX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法が成立し、ウクライナではザポリージャ原発がロシアに占拠されるなど、世界的に原子力に向き合わなければならない状況が続く。役所さんは国内の原発のあり方について「国民が結論を出していかなければいけない問題」だと話した。 「歴史上の人物を演じるよりも、非常にまだ時間も短いし...」 ドラマは2011年、わずか12年前の出来事がモデルで、ドキュメンタリーに近い