電車内で新聞や雑誌を読んでいる人は、今やほとんど見かけなくなった。満員電車の中で新聞を器用に折りたたんで読んでいるといった光景は、もはや過去のものだ。文庫本や新書など本を読んでいる人は今もそれなりにいるが、車内ではスマートフォンの画面を見つめている人が大半だ。 駅の売店もかつてはスポーツ新聞をはじめとする新聞や週刊誌などの雑誌類が並び、売店の商品の主力ともいえる存在だったが、駅売店そのものがコンビニへの転換などで減少した。コンビニは縮小しつつも新聞・雑誌を販売しているが、そんな中、東京都心部でも駅の売店からこれらの商品が消えつつある。 リフレッシュオープンで取り扱い縮小 新聞・雑誌の取り扱いを縮小しているのは、東急電鉄の駅売店「toks」だ。ちょうど告知が出ているということで筆者が池上線五反田駅に行ってみると、6月のリフレッシュオープンに際して新聞・雑誌を販売終了するとの紙が貼られていた。