小学生の頃、放課後に友達とコックリさんやった人は多いんじゃないかと思う。コックリさんは言わずと知れた降霊術であり、そのやり方をいまさら説明するまでもないだろう。 俺も小学5年の時にやった。それよりも前にもやっていたと思うが、明確に覚えているのはこの時だ。友達3人と俺と見物が2人いた。 誰がやろうって言い出したか覚えていないが、テレビとか漫画とかの影響でやろうってなったはずだ。4人で10円玉に指を置いて、 「コックリさん、コックリさん、おいでください。もしおいでにりましたら『はい』に進んでください」 と呼びかける。動かない。何度も呼びかけるうちに、やがて、ぷるぷると動き出して一同が見守る中、『はい』へ移動した。 しばらく当たり障りのない質問が続き、日本語なっているのかわからないような答えが返ってきた。 「じゃあさ、あれ聞こうぜ。裏の爺さんは何で死んだんですか?」 裏の爺さんと言うのは、学校の