気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 10年くらい前のことです。私が持っていた大学1年生にコンピューターの初歩を教える「情報処理」(「情報」)の講義で、演習の手伝いをしてくれるTA(ティーチング・アシスタント)の大学院生の1人が、こんなことを言いだしました。 「六法全書のテキストを全部コンピューターに入力して、裁判官システムを作ってみたいと思うんです。事件が起きたらその概要を入れると、刑が自動的に出てくる。そうしたら余計な裁判の時間とか人手が省けて、便利でしょう? 誰でも考えつきそうなのに、なんでみんな開発しないのかな?」 裁判官コンピューターは作れるか? 言うまでもないかもしれませんが、この学生は情報科学を専攻する「理系」の大学院生です。 当時の私は今より遥かに法律には疎かった
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