経済産業省は14日、米アップル製のデジタル音楽プレーヤー「iPod nano(アイポッド ナノ)」(型式・MA099J/A)から火花が出て、付近のまくらなどの一部が燃える火災があったと発表した。けが人はいない。これまでに、この型式を含む4機種で同様の事故が18件起きているが、同社はリコールを実施していない。 経産省によると、1日、大阪府内で充電しながら音楽を聴いていたところ、「ボン」という音がした後に火花が出て、付近のふとんやまくら、じゅうたんの一部が焼損した。 この型式のほか▽MA004J/A▽MA005J/A▽MA107J/A--の3機種でも05年9月から事故が相次いでおり、同社は注意を呼びかけている。これら4機種は「第1世代」と呼ばれており、05年9月~06年9月に計約181万台販売された。【奥山智己】