ふすまから大量の古文書 ふすまの上紙をめくり、古文書を見せる永留さん(左)。ふすまの上はこれまでに見つかった古文書=対馬市厳原町 対馬市峰町木坂にある古民家のふすま4枚の下張り紙に、江戸時代後期のものとみられる大量の古文書が使われているのが見つかった。持ち主の同市厳原町日吉の出版社代表、永留史彦さん(59)は「まるでタイムカプセル。どんな歴史が記されているのか楽しみながら調べたい」と読解を進めている。 古民家は永留さんの父、久恵さん(92)の旧宅。普段は誰も住んでいないが、今夏に大学生らを宿泊で受け入れるため、3月上旬からふすまの張り替え修理をしていたところ、上紙の下に古文書が何枚も広げて貼ってあるのを発見。ふすま1枚当たり200枚以上の古文書が入っていたという。 古文書は1800年前半のものとみられ、中には対馬藩の公文書も。そこには、天草の船が朝鮮国南部に漂着し、対馬藩が日本を代表