2008年4月9日、中国の北京大学(Beijing University)で、講演後に学生の質問に答えるオーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相。(c)AFP/LIU Jin 【4月9日 AFP】オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相は9日、中国の北京大学(Beijing University)で講演し、チベット(Tibet)自治区での人権侵害や真の友好関係について語り、学生らに好評を博した。 大学で中国語、中国史、中国文学を専攻し、1980年代には外交官として北京に駐在したラッド首相。外国の首脳としては前例のない、流ちょうな中国語のスピーチで学生を驚かせ、中国の歴史や文化について冗談を言い、会場を沸かせた。 ラッド首相は「チベットでの重大な人権問題」にも言及。首相を招いた温家宝(Wen Jiabao)首相や胡錦涛(Hu Jintao)国家主席の怒りを