タグ

ブックマーク / book.asahi.com (46)

  • イスラエルはどうしてあんなにひどいことができるの? 早尾貴紀——後編|じんぶん堂

    記事:平凡社 パレスチナ・イスラエル問題に関するオンラインセミナー「パレスチナ連続講座」に登壇する東京経済大学教授の早尾貴紀さん 書籍情報はこちら 《前編はこちらから》 ホロコーストを経験したユダヤ人とイスラエル 「ホロコーストを経験したユダヤ人が、どうしてジェノサイドをする側になるのか」という質問をよく受けます。そのことについて、2023年に日でも公開された『6月0日 アイヒマンが処刑された日』という映画を例にお話しします。ナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンは1960年に逮捕され、62年にイスラエルで処刑されました。映画ではその死体を焼却する炉を作る過程が描かれます。映画に登場する鉄工所の社長、作業員、臨時に雇われた少年工は、それぞれ、「イスラエル国民」を構成する3階層のユダヤ人グループに属しています。 1つめのグループは、イスラエルの建国運動を中心的に担った人たちです。ヨーロッパ出身で

    イスラエルはどうしてあんなにひどいことができるの? 早尾貴紀——後編|じんぶん堂
    gyogyo6
    gyogyo6 2024/06/08
    イスラエル国民の構成 シオニスト/ホロコーストサバイバー/ユダヤ系アラブ人/イスラエル国籍を持つパレスチナ人
  • 特別公開:坂本龍一さん3万字インタビュー前編「音楽の大きなテーマは、亡くなった者を悼むということ」|じんぶん堂

    記事:平凡社 坂龍一さん(2013年5月撮影) 撮影:榎佳嗣 書籍情報はこちら バッハの「マタイ受難曲」を聴くと、まさに「音楽に救われる」という感じがする ――東日大震災と原発事故はだれしもにとってたいへんショッキングなできごとだったと思います。坂さんはどうお過ごしでしたか。 坂龍一:うーん……、直後はやっぱり、音楽を聴く気になれませんでした。 ――音楽家の方でも、音楽が聴けなくなるんですか。 坂:ええ、(音楽家には)きっとそういう人は多いと思いますよ。それで、ずいぶんと経ってから……、ひと月ほど経ってからかな、やっと聴いてみようかなと思ったのは。 ――そのときに、慰めや励ましになったもの、あらためて立ちかえったものってありますか。 坂:それは、やっぱりどうしてもバッハの「マタイ受難曲」です。僕のまわりの音楽好きでも同じようにいう人は多いけれど、やっぱり特別な曲ですね。「また

    特別公開:坂本龍一さん3万字インタビュー前編「音楽の大きなテーマは、亡くなった者を悼むということ」|じんぶん堂
    gyogyo6
    gyogyo6 2023/04/08
  • tofubeatsの知を拡張する愛読書 知らないより知ってたほうが、面白い確率が高い|好書好日

    tofubeatsさん tofubeats(とーふびーつ) 1990年生まれ神戸出身のラッパー/プロデューサー。中学時代から音楽活動を開始し、高校3年生で国内最大のテクノイベント「WIRE」に最年少で出演。代表曲は「朝が来るまで終わる事の無いダンスを」「水星 feat. オノマトペ大臣」など多数。2022年には中村佳穂らが参加した4年ぶりのフルアルバム「REFLECTION」、初の著書『トーフビーツの難聴日記』を発表する。 目標とするECDと小西康陽 ――アルバム「REFLECTION」と同日に出版される『トーフビーツの難聴日記』のゲラを読ませていただきました。tofubeatsさんは2015年にご自身の会社・HIHATT(ハイハット)を立ち上げましたが、創作以外にも、サンプリングのクリアランスや楽曲の権利処理、契約書の内容を弁護士さんに相談したりといろんな実務を並行されているん

    tofubeatsの知を拡張する愛読書 知らないより知ってたほうが、面白い確率が高い|好書好日
    gyogyo6
    gyogyo6 2022/05/19
  • 福井県立図書館「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」インタビュー レファレンスサービスは、なんでも聞いていいんです!|好書好日

    宮川陽子さん福井県立図書館 司書 1998年から福井県立図書館で司書として勤務。現在の担当分類は、建築や機械工学、家政学などを扱う「5類 技術」(日十進分類法)。読書バリアフリーサービスや寄贈図書の管理なども行なっている。同館の「覚え違いタイトル集」の発案者でもある。 福井県立図書館「覚え違いタイトル集」 レファレンスサービスの認知向上のために ――「覚え違いタイトル集」は、どういった経緯で生まれたのですか。 そもそもの始まりは大学時代の後輩が久世番子さんの漫画『暴れん坊屋さん』を勧めてくれたのがきっかけかもしれません。久世さんが書店でバイトをしていたときのことを描いた漫画で、お客さんが覚え違えているタイトルから「これですね」と正しいタイトルのを渡すシーンがあったんですよね。それを見て図書館のカウンターでも似たようなことがあるという話から、エクセル表で覚え違いの事例を集めていくことに

    福井県立図書館「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」インタビュー レファレンスサービスは、なんでも聞いていいんです!|好書好日
    gyogyo6
    gyogyo6 2022/02/08
  • 斎藤美奈子さん『挑発する少女小説』インタビュー 「良妻賢母」のメッセージを超えて、あえて誤読する楽しみ|好書好日

    斎藤美奈子さん 『挑発する少女小説』ができるまで ――斎藤さんの少女小説への関心は、「文學界」2001年6月号に発表された評論「少女小説の使用法」まで遡ります。その後、2016年から始まった「ハルメク」でのエッセイ連載を経て、『挑発する少女小説』が刊行されました。 友人が当時「ハルメク」の編集長で、連載を依頼された時、「文學界」ではできなかった翻訳少女小説の各論をやりたいと提案しました。そうしたら、彼女自身も少女小説が大好きだし、50代60代女性が多い「ハルメク」読者も絶対ついてくると、ものすごくノッてくれたんです。「ハルメク」の原稿は短く、各論とはいえあまり掘り下げることはできなかった。けれども、この連載が各作品についてたくさん考えるきっかけになったし、ここで取り上げた選書が『挑発する少女小説』のベースになっています。 その後、河出書房新社からお声がけいただき、そのままになっていた少女小

    斎藤美奈子さん『挑発する少女小説』インタビュー 「良妻賢母」のメッセージを超えて、あえて誤読する楽しみ|好書好日
    gyogyo6
    gyogyo6 2021/09/06
  • アニメの少年、女性が演じるのはなぜ? 「アニメと声優のメディア史」石田美紀さんインタビュー|好書好日

    文:安達麻里子 写真は石田美紀さん提供 石田美紀(いしだ・みのり)新潟大学経済科学部教授(視聴覚文化論) 1972年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。実写映画研究を経てアニメーション・メディアの研究を行う。著書に『密やかな教育――<やおい・ボーイズラブ>前史』(洛北出版)など。 きっかけは「銀河鉄道999」の鉄郎 子どもの頃に見た「機動戦士ガンダム」のキャラクター、マ・クベの冷気を含んだ独特な声がきっかけとなって、キャラクターの「声」を意識し始めたという石田さん。その後、「銀河鉄道999」の主人公、鉄郎の声を女性(野沢雅子さん)が演じていると知って衝撃を受け、それ以来、声優の声が持つ不可思議さに魅了され続けている。 「私は1972年生まれで、アニメを見て育ってきた世代。女性声優が少年キャラクターを演じている例は、最初は驚いたものの当にいっぱいあって、そういう環境に馴染

    アニメの少年、女性が演じるのはなぜ? 「アニメと声優のメディア史」石田美紀さんインタビュー|好書好日
    gyogyo6
    gyogyo6 2021/02/14
  • 差別や偏見を隠した「ずるい言葉」を解説 社会学者・森山至貴さんインタビュー|好書好日

    文:篠原諄也 写真:斉藤順子 森山至貴(もりやま・のりたか)社会学者 1982年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻助教、早稲田大学文学学術院専任講師を経て、現在、同准教授。専門は、社会学、クィア・スタディーズ。著書に『「ゲイコミュニティ」の社会学』(勁草書房)、『LGBTを読みとく―クィア・スタディーズ入門』(ちくま新書)。 世の中の「ずるい言葉」はどこか差別に通じている ――森山さんは大学で学生さんに「自分が言われてモヤモヤした言葉」をヒアリングしたそうですね。特にどのような基準で選びましたか? 読者にとっての取っ掛かりが多いにしたかったので、特定の学問分野やジャンルの話だけにならないよう心がけました。女性差別やセクシュアルマイノリティ差別の事例だけでなく、血液型、障害者、ひとり親家庭などの話題も取り上げています。 ただ、どんな話題を選んでもやはりどこかで差別

    差別や偏見を隠した「ずるい言葉」を解説 社会学者・森山至貴さんインタビュー|好書好日
    gyogyo6
    gyogyo6 2020/10/09
  • 本の記事 : 「140字の文学者」が初小説 燃え殻さん - 板垣麻衣子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「140字の文学者」と呼ばれるツイッターユーザー、燃え殻さん(43)の小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社)が7万部超のヒット作になっている。文芸の世界とは無縁だった40代の会社員が、自分自身の青春を題材に初めて書いた恋愛小説だ。 主人公は、テレビのテロップなどをつくる美術制作会社で働く40代のボク。ある日、フェイスブックで行き当たった元カノのページをみているうちに、うっかり「友達申請」をしてしまうところから物語は始まる。 1990年代末、東京。専門学校を卒業したものの、惰性で就職した菓子工場での仕事に甘んじているボク。そんな頃、文通がきっかけで初めての彼女ができた。決して美人ではないけれど、音楽映画ファッションに独自の価値観を持ち、ボクの人格形成に影響を与えていく彼女。ラブホテルで過ごす時間、一緒に追いかけたサブカル、ノストラダムスの予言……。胸にしまわれていた、あの頃

    本の記事 : 「140字の文学者」が初小説 燃え殻さん - 板垣麻衣子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    gyogyo6
    gyogyo6 2017/09/08
  • コラム別に読む : ネット発のヒット作 面白さに気づくのは書店員 - 速水健朗(コラムニスト) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    インフルエンサー。SNSで影響力を持つ素人がヒット商品を生む時代。屋に並ぶベストセラーにもネット発のコンテンツが急増中。 『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』は、ネットで話題が拡散した村上春樹の文体パロディーから生まれた。11万部のヒット中。「ネットでウケたネタを出版社に持ち込んでも、企画会議は通らなかった」とは著者の一人、神田桂一さん。半年間、複数の出版社に持ち込んだ末に書籍化にこぎつけた。企画の中身も幾度もブラッシュアップを余儀なくされた。 最初におもしろさに気付いてくれたのは、ネットではなく全国の書店員たちだった。売れ行きも地方コンビニでの伸びが大きく、非ネット圏の手応えが強いという。 小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』は新人のデビュー作としては異例のヒット。著者の「燃え殻」さんは、人気ツイッターユーザーだ。出版社からはつぶやきの書籍化のオファーはいくつも寄

    コラム別に読む : ネット発のヒット作 面白さに気づくのは書店員 - 速水健朗(コラムニスト) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    gyogyo6
    gyogyo6 2017/09/08
    「ネットの人気者がバズって即何万部なんてうまい話はない」
  • コラム別に読む : 世界は美しく、驚きに満ちている 石田純一さん - 石田純一 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    gyogyo6
    gyogyo6 2017/01/14
    「僕がゲームをしないのは、長時間やると目の光が無くなるから。役者には致命的」
  • 「鉄道は誰のものか」書評 「交通は人権」の視点に立つ評論|好書好日

    鉄道は誰のものか [著]上岡直見 ブルートレインなどの廃止が発表されると、駅のホームには「最後の雄姿」を撮ろうとマニアが詰めかける。鉄道会社が決めたことは既成の事実となり、誰も批判しようとはしない。また鉄道ライターの多くも、取材先である鉄道会社を批判すればい扶持(ぶち)がなくなってしまう。マニアやライターは数多くいても、真の「鉄道評論家」はいないのかと常々思っていた。 そうした私の満ち足らぬ思いを払拭(ふっしょく)してくれる、見事なが現れた。著者は環境政策の専門家のせいか、文体にマニアや鉄道ライターのような気負ったところがない。まるで原発の問題点を指摘するかのごとく、さまざまなデータを交えながら日の鉄道の問題点を列挙し、鉄道会社の姿勢を鋭く批判してゆく。その淡々とした筆致がかえって説得力を与えている。 しかも、理系の出身でありながら、問題意識はきわめて政治思想の研究者に近い。例えば、

    「鉄道は誰のものか」書評 「交通は人権」の視点に立つ評論|好書好日
    gyogyo6
    gyogyo6 2016/08/23
  • 書評・最新書評 : ポール・マッカートニー 告白 [著]ポール・デュ・ノイヤー - 細野晴臣(音楽家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■曲作りを楽しむ天才に共感 ビートルズはぼくの世代、とりわけ音楽に携わるものにとって避けて通れないランドマークである。しかし20代の自分に、その衝撃はすぐにはやってこなかった。ラジオで聞いたヒット曲「抱きしめたい」(1963年)はいい曲で好きだったが、そのあまりにもアイドル的な人気や、失神するロンドンの女の子のニュース映像を、ぼくは横目で見ていたものだ。 ところがアルバム「ラバー・ソウル」(65年)から見方が変わった。そこには予想外の新しい音楽が詰まっていたのだ。そして「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」(67年)とBBCのテレビ映画用に制作され、後にアルバムとして編集された「マジカル・ミステリー・ツアー」(67年)で、ぼくは彼らの魔法にすっかりやられてしまった。音楽はマジカルな力を秘めたもの、と思うようになったのだ。 その力の秘密が著者とポールのやりとりから解明さ

    書評・最新書評 : ポール・マッカートニー 告白 [著]ポール・デュ・ノイヤー - 細野晴臣(音楽家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本の記事 : 自然や音楽の美しさを言葉に 宮下奈都「羊と鋼の森」 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

  • コラム別に読む : ルポ 塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る 「鉄緑会」と「サピックス」の正体 [著]おおたとしまさ - 江田晃一 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    受験競争のヒエラルキーの最上位に位置する東大に合格するには開成、灘、筑駒など難関中高一貫校への入学だけでは十分でない。「サピックス小学部から鉄緑会へ」という塾のキャリアパスこそが王道なのだ。実際、東大の中でも最難関の医学部では鉄緑会出身者が6割以上を占める。 書を読んで驚いたのはサピックスに通い、中学受験を終えた小学生が中学入学前の春休みに鉄緑会に入塾し、東大受験への道を歩み始める光景だ。そこには中高一貫校ならではの牧歌的な雰囲気は全くない。 著者は学校と塾は両輪の存在と指摘しながらも、塾の肥大化に警鐘を鳴らす。塾は効率性を追求し、生徒は与えられたものに疑いを持たず、処理能力と忍耐力だけが鍛えられていく姿は異様だ。 正解を導き出すことに長けた受験エリートたちだが、人の生き方に正解はない。「偏差値」というわかりやすい目標がない世界をどう生きるのか。「社会人になった後はぱっとしない人が多い」

    コラム別に読む : ルポ 塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る 「鉄緑会」と「サピックス」の正体 [著]おおたとしまさ - 江田晃一 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    gyogyo6
    gyogyo6 2016/03/29
  • コラム別に読む : ウェブニュース一億総バカ時代 [著]三田ゾーマ - トミヤマユキコ | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■ウェブニュースの騙すテクニック 無料でウェブニュースを読むことは、わたしたちの暮らしの一部となりつつある。スマホやパソコンでニュースを見ない日はないし「ねぇアレ見た?」と言えば、それが会話の糸口にもなる。今やウェブニュースはコミュニケーションツールだ。 しかし、この世の中「タダより高いものはない」のである。著者は無料のウェブニュースを真に受けるのは“バカ”だと喝破し、「あなたは今後も“バカ”であり続けるのか。それとも“バカ”をやめて自分の力で情報を読み解く方法を身に付けるのか」と問いかける。バカから脱出したければ書を読むべし、というワケだ。 書が特徴的なのは、なんといっても著者が今現在ニュースサイトの「中の人」として働いていることだ。現場の人間が暴露する裏事情は、かなり生臭い。閲覧数を稼いだり、ニュースと広告の境目を曖昧にするため日々磨かれるテクニックの数々は、報道のためではなく、わ

    コラム別に読む : ウェブニュース一億総バカ時代 [著]三田ゾーマ - トミヤマユキコ | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    gyogyo6
    gyogyo6 2015/07/13
  • コラム別に読む : 紋切型社会 [著] 武田砂鉄 - 永江朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■日人の感性を劣化させる紋切型 国会で憲法学者がそろって「戦争法案」を違憲だと断じて、政権幹部たちの慌てふためきようが笑える。憲法学者の権威を否定しようと躍起になって、そのうち「オレがオキテだ」と言い出しかねない勢いだ。 政治家のオツムが劣化しているが、それへのマスメディアの反応、世間の反応は鈍い。なんでこんなことに?と思いながら、武田砂鉄の評論『紋切型社会』を読んで納得した。日中でオツムが、感性が劣化している。劣化しているところにはびこるのが紋切型の言葉であり、紋切型の思考だ。 著者は昨年秋まで河出書房新社の編集者だった人で、今年33歳。これが初めての著書である。結婚披露宴で新婦から両親に告げられる「育ててくれてありがとう」だの、老害論客がしたり顔で言う「若い人は、当の貧しさを知らない」だの、ドキュメント番組でインタビュアーが得意気に言う「あなたにとって、演じるとは?」など、20の

    コラム別に読む : 紋切型社会 [著] 武田砂鉄 - 永江朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • コラム別に読む : 知って感じるフィギュアスケート観戦術 [著] 荒川静香 - 青木るえか | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■荒川静香の公平さ 自分の周囲でフィギュアスケートがあまりにも熱いので乗ってみようかと買ってみた。 とはいえフィギュアという競技はどうも難しくてなあ。男子も女子もあの衣装がなあ……ドン小西が言う通りのオバサン趣味。金をかける方向性を間違えているとしか思えない。そして、競技の勝敗がどこで決まるのかよくわからない。そりゃ転んで尻ついたら失敗なのはわかるが、キレイだなーと思ったら点数イマイチとか、イケてないなと思うと高得点とか。 今、ネットのフィギュア界隈が異様に熱いのは、そのわからなさがファンの疑心暗鬼を生んで、浅田真央ちゃんが優勝できないのはキム・ヨナの陰謀、みたいなことになっていることだ(たぶんキム・ヨナ・ファン側からは別の陰謀が見えてるのであろう)。こういう考えの行きつく先は「自分の応援する選手が優勝できないのはすべて陰謀のせい」となってある意味無敵なのである。まあ私も、大好きな安藤美

    コラム別に読む : 知って感じるフィギュアスケート観戦術 [著] 荒川静香 - 青木るえか | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    gyogyo6
    gyogyo6 2014/02/17
  • 本の記事 : 梨子さん・わこさん、短歌を語る 朝日歌壇の常連姉妹 - 大村治郎 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    朝日歌壇の常連投稿者として知られる富山市の中学3年、松田梨子(りこ)さん(15)と小学6年、わこさん(12)の姉妹が8月末、同市の「高志(こし)の国文学館」でイベント「短歌って おもしろいっ」に出演。短歌の魅力を語った。 姉妹は短歌愛好者の母・由紀子さん(43)の影響で幼いころから31音のリズムに親しんできた。由紀子さんが「チューリップ」と大きな声で言いながら5歩先に歩くと、梨子さんが「かわいいピンク」と7歩進んだという。姉妹は朝日歌壇に2010年、初登場。毎週のように入選し、作品を心待ちにするファンも多い。 この日は自作5首ずつを朗読。梨子さんは〈柏もちの葉っぱはとてもいい匂い片思いも楽しくなる匂い〉を披露し、「柏もちの葉のいい匂いに、何もかも楽しくなって作りました」。わこさんは〈ママの手が私のほっぺを包むとき一番好きな匂いが届く〉がお気に入り。「甘い匂いのような、家の匂いと似ている感じ

    本の記事 : 梨子さん・わこさん、短歌を語る 朝日歌壇の常連姉妹 - 大村治郎 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    gyogyo6
    gyogyo6 2013/09/19
  • 「少女と魔法」書評 日本生まれの強く可愛い魔女|好書好日

    少女と魔法 ガールヒーローはいかに受容されたのか 著者:須川 亜紀子 出版社:NTT出版 ジャンル:社会・時事・政治・行政 少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか [著]須川亜紀子 日の魔法少女物アニメ番組は、過去40年以上にもわたり放映されているという。少女メディア文化において、これは世界的にも稀(まれ)なケースだと筆者は指摘する。西欧では魔女は成人女性の力、美、知の象徴であり、それゆえ恐怖の対象として描かれてきた。たとえ善き魔女が描かれても、「奥様は魔女」のように白人美女が定番。だが、日のアニメ世界に輸入されたとき、魔女は少女と合体し、可愛らしく活発な「ガールヒーロー」に変身した。筆者は1960年代から近年までの魔法少女物を分析し、女性へ向けられた複雑な要請と眼差(まなざ)しを鮮やかに解析して行く。 60年代の「魔法使いサリー」は、あくまでも女性らしさを手放さず乱暴者の男

    「少女と魔法」書評 日本生まれの強く可愛い魔女|好書好日
    gyogyo6
    gyogyo6 2013/07/09
  • 高野秀行「謎の独立国家ソマリランド」書評 西洋式でない国、嘘のような現実|好書好日

    謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (集英社文庫) 著者:高野秀行 出版社:集英社 ジャンル:一般 謎の独立国家ソマリランド [著]高野秀行 人がこの地球上で生きるのに、国家というところに所属しなければならなくなってどれくらい経つだろう。それが最良のやり方なのか、時々わからなくなる。 ソマリアと聞けば、無政府の内戦状態にあって、外国人が立ち入ることなど到底出来ないところだと思っていた。それが旧英領ソマリランドの部分だけ「勝手に」独立して、ソマリランドと名乗り、自分たちだけで話し合って内戦も解決し、十数年も平和を保っているという。そんなことができるんだろうか。にわかに信じがたい。 著者はこの国の「平和」を確かめるように歩く。主だった産業もなく、街は貧しいものの、市は立ち、ご飯に困ることはない。武器を携えて歩く者もいない。携帯電話も普及している。海外諸国から

    高野秀行「謎の独立国家ソマリランド」書評 西洋式でない国、嘘のような現実|好書好日
    gyogyo6
    gyogyo6 2013/04/23