タグ

ブックマーク / marusan55.hatenadiary.org (33)

  • 着うた 47秒 その1 - 丸山茂雄の音楽予報

    かなり長文のブログを書き続けています。相変わらず「話」はあっちこっちに飛ぶので、わかりずらいと思うので、これまでのところを簡単にまとめました。 最近の音楽は「長い」し「難しい」ので、ユーザーは「サビ」しか覚えられなくなっている。 「サビ」を覚えるだけなら「CDシングル」を買う必要はない。「着うた」で十分間に合ってしまう。とユーザーは考えているらしい。 こういう流れのなかで、「CDシングル」は急速に衰退し、「着うた」が「CDシングル」の代わりのメディアになっているらしい。 その結果、ユーザーは「サビ」がやや地味なロック系、シンガー・ソング・ライター系の作品を「着うた」では聴かないので、しだいにロック系、シンガー・ソング・ライター系の作品が存在していることすら、知らなくなっているらしい。 ロック系、シンガー・ソング・ライター系のミュージシャンの音楽をユーザーが聴くチャンスをつくらないと、このジ

    着うた 47秒 その1 - 丸山茂雄の音楽予報
  • 着うたはCDシングルの後継 その3 - 丸山茂雄の音楽予報

    2回にわたって「着うた」がCDシングルの代わりになっていることを書きました。シングルがユーザー(リスナー)から「NO!」をつきつけられていると、私は勝手に判断しています。(くりかえしますが、世の中の全ての人が、そう言っているわけではありません。念の為) 「着うた」はJ−POPやラップ系の曲にはむいていると思いますが、ロック系、シンガー・ソング・ライター系の曲にはあんまりむいてはいない。と書きました。「着うた」は、曲を30秒前後のパーツに切り取って携帯サイトにアップします。30秒のパーツを切り取ることに普通ミュージシャンはかかわっていません。ミュージシャンは完成された一曲全部には大きな関心があるのですが、その楽曲の二次利用である「着うた」なんかにかかわったりしないもんです。 しかし「着うた」がCDシングルの代わりになちゃっているんだったら、ミュージシャンは気で「着うた」にかかわらなければな

    着うたはCDシングルの後継 その3 - 丸山茂雄の音楽予報
    gyogyo6
    gyogyo6 2007/02/23
    「47秒の完成された曲」を食べたくて、池の中で待っている魚が沢山いるんです」
  • 着うたはCDシングルの後継 その2 - 丸山茂雄の音楽予報

    最近ウダウダ考えていたことがまとまってきたので、長いのですが昨日まとめて書きました。今日は昨日の続きです。 私はCDシングルが携帯の「着うた」に移行してしまっている、と断定しちゃっています。こんなことはまだ世の中では誰も言っていませんから、当かどうかはわかりません。ただ私は「そうなんじゃないか?」と思っています。 「着うた」は「着うた」に過ぎない。CDシングルの代わりになるとしたら「着うたフル」だろう、というのが一般的な考え方だとは思います。「着うたフル」を必要とするのは、今の一般的な曲の長さが4分以上、あるいは5分を超えるものがあるからです。 60年代、70年代前半の曲はみんな2分30秒ぐらいのものでした。何で長くなったのかといえば、曲を作るクリエーターが「何とか新しいものを作りたい。他人の作品と差別化したい」と思ったからでしょう。あるいはドーナツ盤では曲が長いと音がひずむけれど、CD

    着うたはCDシングルの後継 その2 - 丸山茂雄の音楽予報
    gyogyo6
    gyogyo6 2007/02/22
    なかなか47が出てこないなあ
  • 着うたはCDシングルの後継 その1 - 丸山茂雄の音楽予報

    昨年の秋、1700年代に活躍したフランスの作曲家ラモーのオペラを観ました。このオペラ「レ・パラダン」は古楽器を使用する管弦楽団が演奏し、古い歌唱法で歌手は歌います。しかし演出は超現代的だったことから「いろいろなことを感じた」と書きました。 私達が、いま聴いている音楽の「作詞家、作曲家の創作意欲を刺激する基は、技術の進化だったのだ。」といまさらながらに気がつきました。楽器や技術が進化すると新しい音楽が生まれ、新しい音楽が生まれると、さらに新しい楽器や技術が開発されてきました。 これは何も音楽にかぎったことではありません。 映画とかTVのような映像の分野でも、ゲームの分野でも同じことがみられました。このことは、なにもエンタテイメントの分野にかぎったことではなくて、金融、製造、医療、教育・・・・等々、とあらゆる分野でおこっていることです。1700年代からはじまった技術の進歩は1950年以降、ます

    着うたはCDシングルの後継 その1 - 丸山茂雄の音楽予報
  • 音制連20周年 - 丸山茂雄の音楽予報

    2回にわたって「着ウタ」がCDシングルの代わりになっていることを書きました。 シングルがユーザー(リスナー)から「NO!」をつきつけられていると、私は勝手に判断しています。 (くりかえしますが、世の中の全ての人が、そう言っているわけではありません。念の為) 「着ウタ」はJ−POPやラップ系の曲にはむいていると思いますが、ロック・ソングライター系の曲にはあんまりむいてはいない。と書きました。 「着ウタ」は 曲を30秒前後のパーツに切り取って携帯サイトにアップします。 30秒のパーツを切り取ることに普通ミュージシャンはかかわっていません。 ミュージシャンは完成された一曲全部には大きな関心があるのですが、その楽曲の二次利用である「着ウタ」なんかにかかわったりしないもんです。 しかし「着ウタ」がCDシングルの代わりになちゃっているんだったら、ミュージシャンは気で「着ウタ」にかかわらなければならな

    音制連20周年 - 丸山茂雄の音楽予報
  • Soul of どんと 2007 - 丸山茂雄の音楽予報

    27日(土)渋谷AXで「Soul of どんと 2007」がありました。 ちょうと1年前 NHKホールで 「Soul of どんと 2006」 どんと紅白〜7th Anniversary が開かれ、忌野清志郎 UA 岸田繁(くるり) スカパラ ハナレグミ 宮沢和史 YO-KING YUKI 古謝美佐子 町田康 SANDI(他にもいたかな?忘れていたらゴメンナサイ)といった人達が出演しました。 そして ボ ガンボス・ローザ ルクセンブルグの元メンバーを Dr.KYON が バンマスとして見事に仕切ったことを このブログに書きました。 昨年は どんとの「7回忌」といった意味も含め NHKホールという「大バコ」でひらかれたのですが、 今年はAXで もっとリラックスした雰囲気で進行しました。 各出演者が とても いい演奏をしてくれたのですが、特筆したいのは、Dr.KYON の ボーカルがとても良か

    Soul of どんと 2007 - 丸山茂雄の音楽予報
  • 歌舞伎・プロレス論 - 丸山茂雄の音楽予報

    12月7日に渋谷・コクーンで、野田地図(NODA・MAP)の「ロープ」を見ました。良く出来た脚というのは、舞台の上でかわされるセリフの裏やその裏の裏に意が隠されていたり、あるいは隠されているように思えたりしますから、最初から終わるまで、緊張を強いられます。こういう芝居を見終わった後「自分は作者の意図をキチンと受け取めたのだろうか」と不安になります。(笑)自分なりの解釈で、作者の意図とはまったく関係なしに見当違いで感動してしまってもいいのですが、せっかく作者が大変な苦労をして書いた脚と演出をした舞台なので、「意図どおり」に理解できたらいいなとは思うのです。(笑) そんなわけで、芝居のあと事をして酒を飲みながら購入したパンフレットを読むのが楽しいのです。パンフレットには作者の「意図」が書いてあります。自分の理解が作者の「意図」に近かったりすると、まるで学生がテストの後に「正解」だったこ

    歌舞伎・プロレス論 - 丸山茂雄の音楽予報
    gyogyo6
    gyogyo6 2006/12/25
    「「オリコンチャートはオリコンが決めている」でどこが悪いのですか?それで「イイジャナイ」です。オリコンに私が期待するのは、こんなことではなくて、業界を「盛り上げる」ことなのです」ほかいろいろ
  • 「新しいものは正しいのだ」という時代が終わる? - 丸山茂雄の音楽予報

    私が小学生、中学生(昭和20年代、30年代前半)の頃までは、どの家庭にもTVの受信機やオーデイオセットがあったわけではありません。 家の中で楽しむことのできるエンタテイメントは何もなかったのです。 戦災で全てが焼けてしまったからとか、国や人々が貧しかったからというわけではありません。 まだ技術がアイディアの段階だったり研究者段階だったので、TV受信機が家庭に入るには少し時間がかかりました。 ですから音楽を楽しむには日比谷公会堂に行かなければならなかったし、野球を見るには神宮球場とか後楽園や上井草球場に行かねばならなかったし、芝居を見るには三越劇場に行かねばなりませんでした。 つまり楽しいことは 生(ライブ) でしたから大人は体験できても 子供にはチャンスがなかったのです。  そんなわけで子供達は外で走り回って遊ぶことしか他にやることがなかったのです。(笑) 音楽のことを知っていたり、野球の

    「新しいものは正しいのだ」という時代が終わる? - 丸山茂雄の音楽予報
    gyogyo6
    gyogyo6 2006/12/20
  • レコード史 13 - 丸山茂雄の音楽予報

    私は30cmLPのA面B面の構成について昨日書きました。 私はCDより30cmLPのほうが優れている、とか 良いのだ、と言っているわけではありません。(笑) 30cmLPで A面B面にわけられていた曲を、CDは 片面にA面B面を途切れることなく演奏できるようになっているのに 30cmLPの構成を そのまんまにして 収録してしまっていることが、何か「変」だなと思った、と言ってるだけです。(笑) LPとCDの併売という期間は それ程長くありません。 エピック・ソニーというレーベルの経営を任されていた私は いつLPの販売を中止して、CDだけの販売にしようかと考えていました。 LPとCDの併売というのは 必ずLPが売れ残ってしまうのです。 それはあたりまえの話です。 CDのマーケットが急速に伸びているということは、LPのマーケットが爆縮しているのですから、どれ程慎重に販売予測をしても LPは多く造

    レコード史 13 - 丸山茂雄の音楽予報
    gyogyo6
    gyogyo6 2006/12/07
    「CD10曲を 連続で聴き続ける集中力を 現在の人間は持っていないのです」
  • レコード史12 - 丸山茂雄の音楽予報

    30cmLPが1953年に発明されました。当初は、既に発表済みのシングル曲を1枚のLPに「バサッ」と集めるという レコードが主流でしたが、そのうちに片面のも収録時間が20分強あることを利用して、A面・B面の両面(収録時間約45分)を計画的に新録音で構成する「コンセプト・アルバム」が考え出されました。「コンセプト・アルバム」はもちろんA面・B面と別れていることは十二分に考慮されていました。 映画でも、小説でも、TVゲームでも ある長さを必要とする作品には必ず「起・承・転・結」といった構成があります。その構成をとおして作者の意図を察知して、私たちは感動を覚えるわけです。コンサートも普通は冒頭2,3曲は激しい曲で盛り上げてMCをいれ、更に2,3曲激しく盛り上げた後、しっとりと「バラード」を聴かせた後、終盤に突入するといったスタイルが普通です。(笑) こいうった構成というのは必ず人間は考えつくもの

    レコード史12 - 丸山茂雄の音楽予報
    gyogyo6
    gyogyo6 2006/12/06
    この感覚は痛いほどわかる>A面とB面の間
  • レコード史 11 - 丸山茂雄の音楽予報

    1982年にCDが初めて発売され、85年頃から急速に普及しました。 ビニール製の30cm LPは重いし、ほこりが付きやすいし、キズがすぐにつくし、取り扱うのにかなり神経を使います。 一方、新しくできたCDは軽くて、かなり乱暴に扱っても大丈夫でしたから、歓迎されました。 何よりもA,B面をひっくりかえさなくてもアルバム一枚全曲を連続演奏できるし、リモコンを使って好きな曲を手許で何度でも繰り返し聴くとこが可能になったのは30cm LPとの違いです。 1980年代の終わり頃、私も購入するレコードは全てCDになっていました。 ・・・・・である時に、「自分はオリジナルCDをキチンと聴いてないな!」と気付きました。 それ迄の30cm LPだと、レコード音楽を聴く「集中力」が失われる頃、ちょうど片面5曲が終わるのです。 レコードプレーヤーのアームが盤面の中央の無音の「溝」をトレースしはじめると軽く「コツ

    レコード史 11 - 丸山茂雄の音楽予報
    gyogyo6
    gyogyo6 2006/12/05
    レコードを引っ繰り返す儀式は確かに重要だった
  • レコード史 10 - 丸山茂雄の音楽予報

    1970年代末から1980年代に入るころは、未だ家庭のなかでステレオオーディオ装置は大きな顔をして存在していました。 しかしカラーTVが居間の中心に置かれ、VHSのビデオカセットデッキがTV受像機の横に置かれ、1983年以降にはファミコンがTVと繋がれるようになると、狭い日の家庭の居間では 何とも大きなステレオオーディオ装置は 邪魔な存在となりました。 気がついてみると、TVのモニターは TV番組を見るための受像機としてだけでなく、 ビデオの再生にも使っているし、 TVゲームにも使っていますから、 一日中活躍していて、 音楽をゆっくり家で聴くという時間はどんどんなくなってしまいました。 私達は家のなかでは TV番組を見たり、ビデオを見たり ゲームで遊んだりと、とても忙しくなってしまったので、音楽は外で 「ウォークマン」か 「カーステレオ」で聴くのが普通のスタイルになりました。 1985年

    レコード史 10 - 丸山茂雄の音楽予報
    gyogyo6
    gyogyo6 2006/12/04
    「ミニコンポというオーディオセットは、それで音楽を聴いて楽しむのが主たる目的の機器ではなくて、「ウォークマン」や「カーステレオ」で聴く為の「テープ」を作る為の編集機器だったのだと今にして思うのです」
  • レコード史 3 - 丸山茂雄の音楽予報

    この数日 私は音楽の中身や質や内容を無視して「音量の増大が音楽を発展、発達させてきたのだ。」ということを書いていますが、これが非常に片寄っているということは自覚しています。(笑) しかし20世紀の初頭までは「レコード」がなかったのですから、音楽を聴いて楽しむことは 「コンサート」に限られていたわけです。 音楽を聴いて楽しむという「コンサート」を経験できるぜいたくは、一部の上流階級にしか許されていなかったのですが、市民階級の音楽愛好家によるコンサート聴衆人口の増加が 「コンサートホール」「オペラハウス」の建設をうながし、それ迄「作曲家という音楽家」の職場が「教会のオルガン弾き」か「宮廷、貴族の大広間で演奏する演奏集団の楽団長」ぐらいだったのが 「コンサートホール」や「オペラハウス」の専属音楽監督や 専属指揮者という新しい職場を生み出しました。 音楽愛好家が市民層に飛躍的に増えましたが、19世

    レコード史 3 - 丸山茂雄の音楽予報
  • 音楽と技術革新 3 - 丸山茂雄の音楽予報

    技術革新あるいは楽器の大きな改造がされたあとは、意欲のある作曲家は刺激を受けて、その効果を実証しようと、最大限の努力をはらい 新しい試みを挑戦して曲を作ります、 聴衆はその斬新は作品に驚き高い評価を与えて称賛するか、音量が大きすぎるとか、音楽的でないとかいって非難するかに分かれるのですが、しばらく時間がたつとこの新しい作品は高い評価を得ることとなり、様子を見ていた他の作曲家も続々と新しい技術を使い始め、アッという間に一般化されるという過程をたどります。 この「様子を見ていた他の作曲家も 続々と新しい技術を使いはじめる」という時間が 「熱気と興奮」をまきおこす時期ですから、この時期を体験した「業界人」は その「熱狂の日々」の楽しさを忘れられなくて 死ぬまで「業界内」にとどまりたくなってしまうのです。(笑) こんなことを書いている私がそのうちの一人であることはいうまでもありません。(笑) しか

    音楽と技術革新 3 - 丸山茂雄の音楽予報
  • 音楽と技術革新 2 - 丸山茂雄の音楽予報

    昨日はレコード史を中断して、新説又は珍説“音楽の発展の歴史は音量の増大をひたすら求め続けた結果である”をご紹介しました。 思い付いたことを書いたので、資料にあたってキチンと検証してませんから、正しいかどうかは保証できません。(笑) ここ数年「CDが売れなくなった。」「困った。」という話しが続いています。 業界人はその理由を「貸レの影響だ。」「携帯電話代に若者のお小遣いをとられた。」「違法ダウンロードの影響だ。」とか「それぞれみんな原因であって複合しているのだ。」とか 色々な原因を探し出し、何とか犯人を見つけだして CD売り上げ低下をい止めたいと考えています。たしかに そういったところに理由が少しはあるかもしれません。 しかし私はそれらが主たる理由ではなくて、音楽そのものに原因があるのではないかと ズーッと考えていました。 そしてその原因が レコード会社の売り上げ重視によるマーケティング偏

    音楽と技術革新 2 - 丸山茂雄の音楽予報
  • 音楽と技術革新 - 丸山茂雄の音楽予報

    レコード史1.2と書いているうちに、バッタリ止まってしまいました。 私はいつも書き始めると、来書く筈の主題に関連はしていても 筋とは関係のないことが頭に浮かび、それが自分では面白くなって、今 書かなければいけない主題に対する興味が突然失せてしまうというクセがあります。(笑) 今回もその病気が出まして、何とか押さえ込もうとしたのですが、ダメなので、唐突ですが話題を変えさせて下さい。(笑) 11月4日渋谷のオーチャードホールでフランスの作曲家ジャン=フィリッフ・ラモーのオペラ「レ・パラダン」を見ました。 何の予備知識もなく見たので「何だかサエナイ ツマラネーオペラだな!」と思って見てました。 オケは何だか「くすんで」いるし、歌手陣も地味だし。・・・・・・で休憩時間に入ってパンフレットを読んで納得しました。何と「ラモー」って作曲家は18世紀前半の人でバッハやヘンデル時代の「オペラ」だったので

    音楽と技術革新 - 丸山茂雄の音楽予報
  • レコード史 2 - 丸山茂雄の音楽予報

    今年はモーツァルト生誕250年を記念して、世界各地でモーツァルトに因んだ音楽祭が催されたり、日でもモーツァルトの生涯を見直すTV番組が企画されたりして、あらためて注目されています。 モーツァルトが生まれた1756年から 35才で亡くなった1791年にかけての時代はレコードが発明される前です。音楽は楽譜を書き、それを演奏したら それで終わりです。 評判が良ければ二度、三度と再演されることもあったのですが、普通は再演されることはありません。 天才モーツァルトですら、自作をプロモーションする為にヨーロッパ各地を旅しなければならなかったのです。 苛酷なツアーが彼の健康を蝕み、35才で亡くなってしまいました。 彼のヨーロッパツアーは宮廷の楽団のしかるべきポストを得る為の就職活動でもありました。 安定したポストを得ることができずに、安定したポストの代わりに250年後の私達がこよなく愛する名曲を大量に

    レコード史 2 - 丸山茂雄の音楽予報
  • 沖縄本 2 - 丸山茂雄の音楽予報

    小林よしのり著「新ゴーマニズム宣言 SPCEIAL 沖縄論」小学館発行 を読みました。 このの良さは、沖縄につきものの諸問題が 実に良く整理されているところです。 小林よしのり氏の「ゴーマニズム宣言」シリーズの他の著書を読んでなかったので、この機会にいくつか読みました。 かなり極端な主張をされている方だと判りました。 そのなかで、「沖縄論」は慎重に書かれていますから、他の作品とは異なって 私にも十分納得できましたので、このを沖縄に関する案内とするのは間違ってはいないと思います。 しかし他の作品に関しては、オススメするというのには いささか躊躇するというのが、私の感想です。(苦笑) 先週水曜日と木曜日に高松を経由して、直島に行きました。 朝早かったので、空港の屋に寄る時間もなく、手荷物検査を抜けて待合室に入ってしまいました。 飛行機に乗るのにを持たないのは 何となく落ち着かないので

    沖縄本 2 - 丸山茂雄の音楽予報
    gyogyo6
    gyogyo6 2006/10/16
  • サントリーサマーフェスティバル 2 - 丸山茂雄の音楽予報

    昨日の話の続きです。(笑) サントリー・サマーフェスティバル2006は 8月22日から30日までの間に 8回のコンサートがあります。 どのコンサートも面白そうなのですが、8回 全てを見るわけにもいかず、23日の「音楽の現在」25日の「マーク=アンドレ・タルバヴィ」 27日の「第16回芥川賞選考演奏会」 29日「あるパトロンの肖像」を見ました。 演奏された音楽は どの日のどの曲も とても良かったのですが ここでは それらについては書きません。 それよりも 印象深かったのは 27日の「第16回芥川賞選考演奏会」のあと 年度の選考が ステージの上で オープンに討議され、決定される迄の過程を見ることができたことでした。 この芥川賞の対象は その年に国の内外で初演された わが国の新進作曲家の作品の中から選ばれることになっています。 今年は60曲が初演され 30曲が予選をとおり そのなかの3曲が こ

    サントリーサマーフェスティバル 2 - 丸山茂雄の音楽予報
  • 昨日の続き - 丸山茂雄の音楽予報

    昨日は大変失礼しました。 最近の音楽は何だか「面白くネーナ」、「セクシーじゃないな」と思っていて、つい暴言をはいてしまったのですが、こういう言い方って何だか、定屋の「おやじ」の愚痴っぽいしゃべり方と似ていませんか?(笑) おやじ「おや、久し振りだね。」 若い客「忙しくってさあ。毎日ハンバーガーか牛丼ばかりってるよ。」 おやじ「駄目だよ。あんなもんばかりってちゃ。人間のべるもんじゃないよ。」 若い客「時間が無いから チョコチョコっと腹をふくらませるには便利だよ。それに安いしさ。」 おやじ「あんなもんってたらパワー付かないよ。味だって甘いだけなんだから。あんなもん毎日べていたら舌が馬鹿になっちゃうよ。」 若い客「判ったよ。明日もこの店に顔をだすよ。」 おやじ「うん、そうしな。」 私はこの定屋の「おやじ」の気分です。(笑) ヘッドフォンが便利なのは十分わかっています。そしてヘッドフ

    昨日の続き - 丸山茂雄の音楽予報