米国株式市場でここ数日に1987年以来最大の下げを2回も目にした市場参加者は総じて、世界の株式相場の底入れを明言するには後ろ向きだ。 各国当局は新型コロナウイルス感染による人的被害を回避すべく、経済活動を停止させており、投資家は企業収益の先行きが見えない状況にある。このため、影響を緩和しようとする経済政策の効果にも疑問符が付く。市場のボラティリティー(変動性)高止まり見通しの中、トレーダーは追加の財政刺激策、そして何よりも新型コロナ感染の流行が衰える兆候を待っている。 投資家やストラテジストの見方を以下にまとめた。 投資不可能ソルステイン・キャピタルのナディーン・ターマン最高経営責任者(CEO)