4年前に流行った、ピコ太郎の「ペンパイナッポーアッポーペン」(PPAP)。覚えている方も多いのではないでしょうか。 先日、政府が、中央省庁での「PPAP廃止」を決めました。PPAPといっても、ピコ太郎「じゃない方」のPPAPです。 メールにパスワード付きZIPファイルを添付し、その後に送るメールで、パスワードを知らせる。 中央省庁だけでなく、日本の企業などで広く普及しているこの“セキュリティ対策”ですが、「セキュリティ的には意味がない」「むしろセキュリティリスクになる」とされ、専門家の間では「PPAP」とも呼ばれて廃止が訴えられてきました。 改めて、PPAPとは PPAPは、「ファイルをZIP形式で圧縮し、そのZIPファイルを暗号化してパスワードで保護し、メールに添付する」「それを解凍するパスワード入りメールを別送する」ことで、機密情報などを含んだZIPファイルが万一流出した場合に、悪意の
