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bookとevolutionに関するh-hiraiのブックマーク (9)

  • 書評 「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?~進化の仕組みを基礎から学ぶ~ (光文社新書) 作者:河田 雅圭光文社Amazon 書は進化生物学者河田雅圭による進化の一般向けの解説書になる.河田は新進気鋭の学者であった1990年に「はじめての進化論」を書いている.当時は行動生態学が日に導入された直後であり,新しい学問を世に知らしめようという意欲にあふれ,かつコンパクトにまとまった良い入門書だった.そして東北大学を定年退官して執筆時間がとれるようになり,その後の30年以上の学問の進展を踏まえ,改めて一般向けの進化の解説書を書いたということになる.ダーウィンの議論の今日的当否を問うような印象の題名だが,それは書の極く一部の内容で,基的にはいくつかの誤解が生じやすいトピックを扱いつつ進化とは何かを解説する書物になっている. 第1章 進化とは何か 1.1 そもそも進化とはなんだろうか? 第1章第

    書評 「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    h-hirai
    h-hirai 2024/05/16
    相対論や量子論でもってニュートンが否定されたというのが誤りであるのと同様に、今日の進化生物学の進歩でもってダーウィンが正しくないとは言わない
  • 書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンの呪い (講談社現代新書) 作者:千葉聡講談社Amazon 書は千葉聡による「ダーウィンの自然淘汰理論」(特にそれが社会にどのような含意を持つかについての誤解や誤用)が人間社会に与えた負の側面(書では「呪い」と呼ばれている)を描く一冊.当然ながら優生学が中心の話題になるが,それにとどまらず様々な問題を扱い,歴史的な掘り下げがある重厚な一冊になっている. 冒頭ではマスメディアがしばしばまき散らす「企業や大学はダーウィンが言うように競争原理の中でもまれるべきであり,変化に対応できないものは淘汰されるべきだ」という言説を,まさに「呪い」であると憂いている.そしてそれが「呪い」であるのは,「進歩せよ,闘いに勝て,そしてそれは自然から導かれた当然の規範である」というメッセージがあるからだと喝破している(それぞれ,「進化の呪い」「闘争の呪い」「ダーウィンの呪い」と名付けられている). 第

    書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 進化思考 | 海士の風

    進化思考 [増補改訂版] 生き残るコンセプトをつくる 「変異と選択」 イノベーションを体系化したとして「第30回山七平賞」「Penクリエイター・アワード2022特別賞」などを受賞し、3万部発行となった『進化思考』が、著者のさらなる探究と監修者協力のもと、全面改訂・大幅増補! 進化思考──それは、生物進化のように変異と選択を繰り返し、来だれの中にでもある創造性を発揮する思考法。 どうすれば人は創造的になれるのか。どうすれば未来の役に立つ創造ができるのか。 このような問いを探求するなかで、「創造性とは、変異と選択の往復による進化的現象である」という考えに辿り着いた。生物の進化から創造力の構造を学ぶことができるのだ。 変異(HOW):どのように、変われるのか 選択(WHY):なぜ、そうあるべきなのか 偶発的アイデアを大量に生み出す「変異≒バカ的思考」と、観察から必然的な選択を導く「選択≒秀

    h-hirai
    h-hirai 2022/09/29
    "一般の人に向けた…本であるとはいえ、学術上の知識を援用する場合、その正確性や信頼性をないがしろにしてよいとは考えておりません" は立派だけど http://kamefuji-lab.seesaa.net/article/489743059.html とか見るに直しきれるのか?
  •  「Animal Weapons」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Animal Weapons: The Evolution of Battle 作者: Douglas J. Emlen,David J. Tuss出版社/メーカー: Henry Holt & Co発売日: 2014/11/11メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る 書は糞虫(糞性コガネムシ)のツノの研究で有名なダグラス・エムレンによる動物の武器についての一般向けの啓蒙書だ.序言には,子供の頃から大きな武器に取り憑かれていて,博物館ではマストドンの牙やトリケラトプスの角に魅入られていたという想い出が語られている.そしてリサーチキャリアが始まったときに,熱帯で研究できて,身体の大きさに比較して武器が大きく,さらに何のために一部の種に大きなツノがあるのかについて知られていなかったという理由で糞虫を対象とすることになる.糞虫のツノは著者を今も魅了し続けており,書を書くにいたった

     「Animal Weapons」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    h-hirai
    h-hirai 2015/02/18
    翻訳されんかな。
  •  「進化とは何か」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化とは何か:ドーキンス博士の特別講義 作者: リチャードドーキンス,吉成真由美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/12/19メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (8件) を見る 書はリチャード・ドーキンスが1991年に英国のロイヤルインスティテューションが主催する子供たち向けのクリスマスレクチャーで講演した内容(全5回)が元になったものだ.レクチャーの題は「Growing Up in the Universe」*1.この講演の様子はヴィデオ化されてDVDになり,さらにYouTubeでも公開されている.あちらでも書籍化されたようだが,現在では入手困難になっているところ,新たに編集邦訳され,インタビューを加えて日語で出されたということになる. 第1章では進化が成し遂げた驚くべき産物を次々に紹介し,そしてそれがヒトの想像を遙かに超えた時間の広がりの中で起こっ

     「進化とは何か」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    h-hirai
    h-hirai 2015/01/06
    読んだ。これは映像で見たいなあ、とか思ったけど、そうか、この本を字幕代わりにして youtube 見ればいいのか。なるほど。
  •  「Homo Mysterious」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Homo Mysterious: Evolutionary Puzzles of Human Nature (English Edition) 作者:Barash, David P.発売日: 2012/06/01メディア: Kindle書は行動生態学者デイヴィッド・バラシュによるヒトにかかる進化生物学的な謎を解説したになる.扱われているのは前著の「女性の曲線美はなぜ生まれたか」のトピックでもあったヒトのセクシュアリティの諸問題に加えて,芸術,宗教,知性という問題だ.それぞれ「なぜこのような形質が進化したのか」「(淘汰形質だとすると)適応価はどこにあるのか」あたりがポイントになる.バラシュは,それぞれのトピックについてまずそれまでの様々な議論を整理して,その上で自説を付け加えたり,なお未解決だとして整理したりしており,いわば一般向けの総説論文のようなに仕上がっている. 冒頭で書執

     「Homo Mysterious」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    h-hirai
    h-hirai 2014/04/01
    ミラー読みかけでほったらかしだなぁ。
  •  「Darwinian Agriculture」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Darwinian Agriculture: How Understanding Evolution Can Improve Agriculture 作者: R. Ford Denison出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 2012/07/02メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 書は植物生態学者のフォード・デニソンによる,農業改善にダーウィニズムを応用しようというだ. デニソンは1983年コーネルでcrop sceinceの博士号をとり(日流にいうなら農学博士ということだろう),政府農業部門で数年間働いた後,1993年からUCデイビスで農業経済学の教授になり,持続可能な農法についてリサーチを行う.その間ドーキンスの「利己的な遺伝子」を読んだことをきっかけに進化生物学に興味を持ち,それを農学に取り入れる試みを始め

     「Darwinian Agriculture」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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  •  「The Evolution of God」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    The Evolution of God 作者: Robert Wright出版社/メーカー: Little, Brown and Company発売日: 2009/06/08メディア: ハードカバー クリック: 11回この商品を含むブログ (2件) を見る ロバート・ライトによる宗教を文化進化的に考えてみようという大著である.ロバート・ライトは寡作のサイエンスライターで,1994年という早い時期に「モラル・アニマル」という進化心理学の一般向け啓蒙書を書いたことで知られる.その次の著作は2000年の「Non Zero」.これは人間の歴史をノンゼロサム的な状況の拡大の歴史として捉えてみようという野心的な書物で,狩猟採集民族からグローバルな経済社会まで,ノンゼロサム的な状況に対して協力的な解決策がとられてきたことを見ていくというものだった.なかなか面白い書物であったが,最後の2章で,集合的な意

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