白血病の治療で重要な細胞を大量に培養することに、東京大と米スタンフォード大などのチームがマウスで成功した。これまでは高価な培養液でもほとんど増やせなかったのが、市販の液体のりの成分で培養できたという。白血病などの画期的な治療法につながる可能性があり、専門家は「まさにコロンブスの卵だ」と驚いている…
埼玉県坂戸市小沼で「金魚仙人」と呼ばれている金魚養殖家・川原やどる(うかんむりに居)さん(97)が今春、品種改良で緑色の金魚の繁殖に成功した。約40年前、金魚を飼い始めて間もなく決意してから、様々な品種同士の交配と失敗を繰り返してきた。「ついにやった。生きているうちにできて良かった」と感慨深げだ。 長崎県生まれの川原さんは、元陸軍砲兵でシベリア抑留の経験もある。帰国後、仕事で親族を頼り坂戸へ来た。機械工場で働くかたわら、「娯楽がない土地だったから」と趣味で金魚を飼い始め、定年退社後、本格的に品種改良と販売に乗り出した。「他にないから」と、緑色に挑むことにした。 当初は、親のどちらかに似た色柄ばかりでうまくいかず、試行錯誤と苦労の連続だったという。やがて、黄色が鮮やかな「ミューズ」、ひれが長く優雅な「オーロラ」などのヒット作を生み出した。 青色と黄色を交配させれば緑…
北海道の世界自然遺産・知床の核心地域である知床岬付近に、クジラの死骸が漂着し、ヒグマがその肉にかぶりついている。このような光景は国内では知床以外ではまず見られない。 地元・羅臼町で「知床岬ヒグマボートクルーズ」を運航する「知床らうすリンクル」によると、死骸はミンククジラとみられる。7月上旬に漂着すると、10頭ほどのヒグマが代わる代わる現れて食べ始めたという。 クジラは、腐敗も手伝って、2週間ほどで腹部付近以外は骨に。それでもペアとみられる若い2頭が毎日のように現れ、死骸に登ったり、においをかいだりして可食部を探し、肉をほおばっている。 朝日新聞は今夏、環境省に知らせたうえで、知床岬に近い赤岩地区のコンブ番屋の取材に入っており、この光景に遭遇。数百メートル離れた岩場から望遠レンズで撮影した。(神村正史) ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -
レンタル大手「ツタヤ」を展開する会社が全国に先駆けて指定管理者を務めている佐賀県の武雄市図書館に関して、市民が市の施策を批判する投書を新聞にしたところ、「事実誤認」があるとして市幹部らが投稿者や家族を訪問した。市議会一般質問でも市議が投稿者を個人情報を交えて批判。こうした直接の働きかけについて「圧力になりかねない」「反論は紙面ですべきだ」という指摘がでている。 投稿者は「市図書館・歴史資料館を学習する市民の会」代表を務めている同市の70代男性。市図書館の郷土史の展示スペースのあり方などについて市政を批判する内容で、3月4日付の佐賀新聞に掲載された。 市こども教育部は、内容の数カ所が市の見解と異なり「事実誤認」だと判断。3月6日に水町直久理事ら3人が男性宅を訪れた。男性は「一部説明不足や数字の誤りはあったが、自分の主張に間違いはない」などと話したという。翌7日には諸岡隆裕・こども教育部長が男
――司会 最初に伺いますが、ご受賞が決まったお知らせを受けてのご心境をお願いします。 「ご心境という言葉は私の中には存在しておりません。ですからお答えしません」 ――司会 それでは質疑応答に入ります。なにかございますでしょうか。 ――蓮實さんはどちらでお待ちになっていて、連絡を受けたときはどのような感想を持たれたでしょうか。 「それも個人的なことなので申しあげません」 ――今回、候補になったとき、事務局から連絡があったと思いますが、新人賞である三島賞の候補になることをお受けになったのは? 「それもお答えいたしません」 ――町田康さんの講評によると、さまざまな議論があった中で、「言葉で織り上げる世界が充実していて、小説としての出来は群を抜く」という評価があったと。その評価についての思いは何かありますか。 「ありません」 ――司会 他に質問は? 「ないことを期待します」 ――通常こういう場です
東京都港区の公園脇の植え込みに21日朝、紙袋に入った一斗缶が置かれているのを、近くのビル関係者が見つけ110番通報した。警視庁の爆発物処理班が出動。慎重に確認すると……。出てきたのは「せんべいの詰め合わせ」だった。 三田署などによると、「植え込みの中に不審な一斗缶が落ちている」と110番通報があったのは午前9時50分ごろ。近くのビルには東芝本社が入り、この日は巨額の連結最終赤字の計上を見込む同社の取締役会が開催予定。署は公園への立ち入りを規制した。 爆発物処理班がX線を照射して調べたところ、中身が金属物でないことがわかった。リード線なども見あたらないため開けてみると、せんべいの詰め合わせが出てきたという。立ち入り規制は、午前11時半ごろに解除された。 署の幹部は「危険物の可能性もあったので爆発物処理班に来てもらったが、危険な物でなくて良かった。誰かの忘れ物だろうか」と話した。せんべいは拾得
便秘などの治療に使われる「酸化マグネシウム製剤」をのんだ後、血圧低下など高マグネシウム血症を起こして死亡したとの報告が2012年4月以降4件あったと、医薬品医療機器総合機構が20日、発表した。1件は因果関係が否定できないという。 厚生労働省は、特に報告の多かった高齢者の服用について、薬の添付文書で注意喚起するよう、医療用医薬品を製造・販売する17会社などに指示した。 機構によると、死亡例も含め29件の副作用報告があり、19件で因果関係を否定できなかった。酸化マグネシウムは、長く使うことなどで血液中のマグネシウムの濃度が高くなり、心停止などにつながる恐れもあるという。吐き気やめまいなどの症状が出た場合はすぐに服用をやめ、医療機関を受診するよう求めている。(竹野内崇宏)
高知県香南市の県立のいち動物公園に、「動かない鳥」として知られるハシビロコウの雌が新たに仲間入りし、同園では初めて雄と雌を同時飼育することになった。繁殖が成功すれば国内初。2羽の「お見合い」に、飼育員も期待と緊張を高めている。 ハシビロコウはアフリカの湿地に生息。巨大なくちばしが特徴で、獲物を狙うときには何時間も動かずにいることから「怪鳥」と呼ばれることも。だが湿地の減少などが原因で絶滅が危ぶまれている。上野動物園(東京)や千葉市動物公園でもハシビロコウの繁殖に挑んでいるが、国内で成功した例はまだなく、世界的にも2例しかない。 新たに仲間入りしたのはタンザニアで捕獲された雌の野生個体で、体重は4キロほど。体が小さいため、まだ1歳半程度と推定されている。以前から飼育していた雄の「ささ」(推定6歳)とはまだ壁を隔てた別々の空間で飼育している。 同園には2010年に「ささ」… こちらは有料会員限
チュニジアの博物館襲撃事件で負傷した陸上自衛隊の3等陸佐、結城法子さん(35)が21日、日本大使館を通じて朝日新聞など日本メディア数社に手記を寄せた。当時の心境を「生きた心地がしなかった」と振り返った。 手記によると、結城さんは母と14日に日本を出国。イタリア・ジェノバ発の7泊8日のクルーズに参加した。18日朝にチュニスに入港し、ガイドツアーでバルドー博物館を訪れた。 展示室を移動中に襲撃に遭遇。逃げ込もうとした展示室でも発砲があり、入り口を振り向くと、銃を持った男が立っていたという。結城さんは男の顔を見ることなく、すぐに頭を手でおおって床にふせたという。「死ぬのだと思った」「現実のこととは思えなかった」とつづった。 また朝日新聞など一部メディアの取材に触れ、「どうか私たちを静かに見守っていてほしい」と結んでいる。 事件では、日本人3人を含む外国人観光客ら21人が死亡した。 ◇ 結城法子さ
三井不動産などは11日、東京・大手町の三井物産本社ビル、旧プロミス本社ビルなど3棟を再開発し、超高層ビル2棟を建てる計画を発表した。敷地の一角にある「将門の首塚」は計画に含めず、周囲は緑地にするという。「撤去しようとしたGHQ(連合国軍総司令部)の重機が横転した」など、たたりがあるという言い伝えがある。 首塚は東京都指定の文化財で、敷地は都の所有。平安時代の武将、平将門の飛んできた首をまつったとされる。道路に囲まれた四角形の開発予定地の中で、首塚の一角だけが切り取られたように抜け落ちている。三井不動産広報にたたりを意識したか尋ねたところ、「神聖で大切な場所と認識している」と答えた。 計画では、2万900平方メートルの敷地に41階建て約200メートルと30階建て約160メートルのビルをつくり、オフィスやホテル、コンサートもできる多目的ホールが入る。投資額は約1700億円。(上栗崇)
兵庫県福崎町出身の民俗学者、柳田国男(1875~1962)の代表作「遠野物語」にちなんで作られたカッパ像「河次郎(がじろう)」の2号機が、同町西田原の辻川山公園の池にお目見えした。より恐ろしい姿になった河次郎が池から飛び出すと、訪れた人々も驚いていた。 河次郎の1号機は今年2月に池の中に設置されたが、水につかっているため塗装が徐々にはがれてきていた。デザインした同町地域振興課の小川知男さん(40)らは1号機を修理に出し、2号機の制作を始めた。 同町は8月、柳田国男ゆかりの地という縁で岩手県遠野市と友好都市となった。柳田の「遠野物語」には遠野のカッパの顔の色が赤いという記述がある。これを知った小川さんは、2号機の体の色を赤くすることを決めた。
空を飛ぶ白いカラス=18日午後4時14分、島根県大田市大屋町鬼村、野室庸司さん撮影木にとまった白いカラス=15日午後0時40分、島根県大田市大屋町大屋、野室庸司さん撮影 純白で目の青いカラスが、島根県大田市の里山に出現。うわさを聞いた野室庸司さん(68)=益田市=が2日間の張り込みの末、撮影に成功した。 血液のせいか、くちばしや胴体は少しピンクがかって見えるが、翼はほぼ純白。野室さんは「とにかくきれいだった」と驚く。 日本鳥類保護連盟によると、ハシブトガラスの突然変異らしいが、「ここまで真っ白なのは見たことがない」。山積する人間界の諸問題に、早く白黒つけよと命じる天の使者か? 関連リンクばんえい競馬初、白毛の競走馬デビュー ファンら歓声(5/23)お達者、黄金のイトウ 北海道の男性、飼育10年以上(1/4)白い子象よたくましく ケニアで突然変異の個体発見(11/12/25)島根県のニ
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