ソテツは日本の九州南端、南西諸島に自生する裸子植物だが、特に奄美大島では昔から大切にされてきた。 観葉植物として知られるソテツだが実は有毒性である。だが、奄美大島の人々は知恵と工夫で毒抜きし、食用化した。ソテツは長きにわたり島民の生活を支えてきた大切な食糧であり、「命の恩人」と称されている。 奄美大島の人々とソテツの関係が海外で動画化され特集されていた。 ドキュメンタリー映画の製作を手掛ける『Great Big Story』のYOUTUBEチャンネルにて、「毒のある植物を毒抜きして食べる日本の食文化」としてソテツと奄美大島の人々が紹介された。 Cooking With Poison in Japan 奄美大島の人々とソテツの歴史 ソテツは有毒性で、そのまま摂取すると体内でホルムアルデヒドに変化し、急性中毒症を起こすと言われている。そんな危険な植物を、島民は手間暇をかけて毒抜きをし、調理して