名古屋市の河村たかし市長は4日、年頭の記者会見で、現在は全額自己負担になっている乳幼児のHib(ヒブ)ワクチンなど五つの疾病に対する予防ワクチンの半額助成の方針を明らかにした。「これだけの病気に対して助成するのは日本初。大変喜んでいただけると思う」と述べた。 市健康福祉局によると、対象となるのはヒブのほか、子どもの水痘やおたふく風邪、子宮頸(けい)がん、高齢者の肺炎球菌。 対象は、ヒブが0〜1歳の約2万人▽肺炎球菌は65歳以上の49万人▽水痘とおたふく風邪が1歳〜小学校就学前の12万人▽子宮頸がんが11〜14歳の女子4万人。助成額は3千〜2万円で、2割の人が接種を希望すると試算して、事業費は約10億円。実施はワクチンが確保された秋以降になる見通しという。 河村市長は「職員の人件費カットで賄う。職員には一肌脱いでもらいたい」と述べた。 今年1番の課題は何か、との質問には、「政治のボラ