2021年6月3日のブックマーク (3件)

  • フェミニストとしてすすめる、フェミニズムに関心を持つための本5冊(1)物語・ノンフィクション編 - Commentarius Saevus

    最近炎上していたこのまとめがとにかくひどい。 「クソフェミ「まずはを読め!」俺ら「どのを?」のテンプレに答える当にフェミニズムが学べる5冊の」 とりあえずこのまとめのひどさはいくつもあるのだが、 ・タイトルに「クソフェミ」というのが入っている時点で、フェミニズムを侮蔑する気が全身から汗のようににじみ出ている。真面目に謙虚さと疑いを持って学ぶ気はないようだ。 ・そもそもフェミニストが「まずはを読め」というのをテンプレ的に言ってくるという状況があまり想像できないが、それはともかくとして他の専門分野で妙なことを言うと「を読んでから言え」と言われるのは当たり前なのに(宇宙、地震や火山、医学、歴史など)なぜフェミニズムだけこんなにウザがられているのか理解できないし、また関心があるという人にをすすめるのは別に普通である。 ・フェミニズムについて知りたいくせにいきなりロールズやセンをすすめ

    フェミニストとしてすすめる、フェミニズムに関心を持つための本5冊(1)物語・ノンフィクション編 - Commentarius Saevus
  • ホワイトプランの白戸家って実は結構「クィアな家族」だよね - 2010-02-26 - Commentarius Saevus

    実は私はソフトバンクの白戸家のお父さんの隠れファンなのだが(北海道犬で同郷人だしね)、ホワイトプランの新しいCMがとても面白かった。 新しいCM↓ 「実家」編 犬になっちゃったお父さんが一乗谷の母(若尾文子。相変わらず着物姿がお美しい+信じられないほど若々しい)のところに里帰りするのだが、出迎えた若尾母に「元気ならそれでいいや」と言われて「こんなに変わってても?」とお父さんが返事すると、「気にせん気にせん」と若尾母が返すのがとてもいい。 …それで、この会話を見てふと、実はこの白戸家のお父さんって結婚後に性別を変えたトランスジェンダーみたいに描かれてるよなと思った。同窓会のCMからすると白戸家のお父さんは若い頃は人間だったみたいだし、たぶんお母さんと結婚した後で白犬になったのだと思う(そうでないとダンテ・カーヴァーと上戸彩は生まれないはずだ…いや、どっちも養子かもしれないし、お母さんのほうの

    ホワイトプランの白戸家って実は結構「クィアな家族」だよね - 2010-02-26 - Commentarius Saevus
  • 月に帰るクィアな処女〜『かぐや姫の物語』 - Commentarius Saevus

    『かぐや姫の物語』を見てきた。話は誰でも知ってる『竹取物語』だし、絵画的な魅力の詰まった画面の処理とかフェミニズム的な物語、仏教的な要素などについては既にたくさんレビューが出ているのでもうあまり書くこともないだろうと思うのだが、ひとつ気付いたのはかぐや姫っていわゆるひとつの「クィアな処女」だったということである。今まで全然そういうことは考えたことなかったのだが、月の人で結婚を拒むという明らかな特徴があるのになんでそんなことに気付かなかったんだろう。 「クィアな処女」(queer virgin)というのはTheodora A. Jankowski, Pure Resistance: Queer Virginity in Early Modern English Drama (University of Pennsylvania Press, 2000)に出てくる概念である。ジャンコウスキの定

    月に帰るクィアな処女〜『かぐや姫の物語』 - Commentarius Saevus