(CNN) 政府支出の強制削減が3月から発動した米国の空軍当局者は14日までに、この非常事態を受け保有するジェット戦闘機総数の3分の1の飛行停止に踏み切ったことを明らかにした。 米国内や欧州、太平洋地域に展開する数十の航空団に配備する戦闘機、爆撃機や空中警戒管制機などが対象。残る保有機の出動態勢などを今年9月30日までの現会計年度内に確保するための措置ともしている。 空軍戦闘航空団の司令官はまた、飛行停止は任務遂行、機体維持管理や修理にも支障を与え、現会計年度内には約4万5000時間分の訓練飛行を削減すると述べた。 アフガニスタン軍事作戦などに必要な航空兵力を維持するため、各航空団は順番に飛行停止などが指示されると指摘。航空戦闘能力が必要とされる新たな緊急事態が発生した場合、対応出来なくなる可能性もあるとした。 飛行停止の対象機は、A10、B1、F16やF22など。航空予備隊や州空軍の保有