鹿児島市内の路上で昨年11月、市内の男性会社員(当時42)が警察官に取り押さえられ、その後死亡した問題で、男性の遺族が、取り押さえにかかわった鹿児島県警の警察官数人を特別公務員暴行陵虐致死容疑で刑事告訴することを決めた。18日にも鹿児島地検に告訴状を提出する。 男性は昨年11月24日午前2時ごろ、鹿児島市の繁華街・天文館の路上で別の男性とけんかになり、駆けつけた鹿児島中央署員数人に地面にうつぶせに押さえつけられた。男性は意識を失って心肺停止状態となり、18時間後に病院で死亡した。司法解剖で、死因は胸の圧迫か吐いたものをのどに詰まらせたことによる窒息とされた。 遺族側は独自に目撃者の証言を集め、署員のうち少なくとも2人が首を絞めるなどの暴行を加えたと指摘。「認められる限度を超える危険な行為で、違法だ」と主張している。 男性の父親(76)は取材に対し「県警から十分な説明がない。事実解明につなが
STAP細胞の論文の主要著者である米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授が来日し、15日に京都市内で開かれている国際学会で講演したことがわかった。バカンティ教授は、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーの米留学時代の指導教官。出席者によると「STAP細胞は必ず存在する」と主張したという。 バカンティ教授は京都市内で同日あった「世界気管支学会議・世界気管食道科学会議」に、「再生医療と幹細胞」というテーマで講演するため出席。会場は報道陣の入場が規制され、警備員が出入り口を固める異例の厳戒態勢が敷かれた。 同会議の組織委員会によると、1年以上前にSTAP細胞とは無関係のテーマで講演を依頼。ハーバード大は「STAP細胞に関するコメントは一切行わないこと」を講演の条件に出したという。
英科学誌ネイチャーに掲載されたSTAP細胞の論文に、新たな疑問が浮上した。論文にはメスのマウスのSTAP幹細胞に関するデータが載っているが、幹細胞を作った研究者は「オスしかつくっていない」と話していることが11日、理化学研究所の関係者の話でわかった。理研の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーは会…
長野県内の公立小学校で今月初めの入学式での新入生の集合写真をめぐり、同校にも通うことになった特別支援学校のダウン症の男児が外れた写真と、加わった写真の2種類が撮影された。校長が男児の母親に対して提案した。校長は「配慮が不足していた」として男児の両親におわびした。 ■母親「あの子は違う、と思われ…
3年前の女子ワールドカップ(W杯)優勝に次ぐ世界制覇に「私は指導者に向いていない。この状況が不思議なんです」。 周囲は2020年東京五輪監督候補と騒ぐが、「特に希望も欲もない。与えられた場所でやるだけ」。いたって自然体だ。 15歳で日本女子代表に呼ばれ、16歳で国際試合にデビューした。攻撃好きの技巧派として鳴らした選手時代を「自由にプレーしたくて、コーチの指示を聞かずに我が道をいく子だった」と振り返る。 指導者でも貫くのは「プレーす… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。
STAP細胞の論文の共同著者の1人で、論文の撤回を呼びかけた山梨大の若山照彦教授は9日夜、小保方氏の会見を受け、甲府市の大学キャンパス内で取材に応じた。若山教授は「呼びかけた時と考えに変更はない」として、論文撤回の意思を改めて示した。その理由について、「この論文にはミスが多く、信用性を失っている」とメールで回答した。 また、小保方氏の会見について「ミスを認めて謝罪したことで、この騒動が前進したと思う」と取材陣に語った。STAP細胞があるかどうかは「第三者の検証や理研の検証実験をみて考える」と話すにとどめた。(福宮智代)
STAP細胞論文の問題で、不正があったと認定した理化学研究所に対し、小保方晴子ユニットリーダーの弁護団が8日、不服申し立てをする。9日には小保方氏自身が会見を開き、「悪意はなかった」と反論する見通し。研究における悪意とは何か。その解釈が焦点となる。▼1面参照 理化学研究所の小保方さんが8日に申し…
経済の成長は人を幸せにしない 経済哲学者・ラトゥーシュ氏に聞く2010年7月13日14時36分 「メキシコのサパティスタ運動やエクアドル、ボリビアなど、ラテンアメリカでは、『脱成長』に通じる新しい潮流が生まれつつある」と語るラトゥーシュ氏 「脱成長」を掲げて経済発展や開発のあり方を問い続ける仏の経済哲学者セルジュ・ラトゥーシュ氏(70)が、日仏会館の招きで来日した。初の邦訳書『経済成長なき社会発展は可能か?』(作品社)が今月刊行されたラトゥーシュ氏に、あるべき経済政策などについて聞いた。 ■地域社会の自立こそ必要 同書は欧州を中心に広く読まれており、日本での出版は13カ国目になる。「脱成長(デクロワサンス)」は、「だんだん弱く」を意味する音楽用語「デクレッシェンド」と同じ語源をもつ。経済の規模を徐々に縮小させ、本当に必要な消費にとどめることが真の豊かさにつながると氏は説く。 「私が成長に反
「袴田事件は終わったんだ」「あんたたち関係ないから帰ってくれ」 再審開始が決定した27日。東京拘置所の面会室では、一家4人を殺害し、放火したとして死刑判決が確定した袴田巌(いわお)さん(78)と、裁判のやり直しを告げる姉ひで子さん(81)との、かみ合わぬやりとりが続いた。逮捕から48年。弁護人の…
麻生太郎副総理兼財務相は25日の閣議後会見で、ロシアによるウクライナ南部・クリミア半島併合をめぐり、「ロシアはキエフ公国から始まった。(ウクライナの首都の)キエフがクリミア半島と別れて、キエフだけ欧州に行ってしまうみたいな話は、日本で言うと宮崎県が独立して(古事記などで神々が生まれ、住んでいたとされる)高天原(たかまがはら)がなくなるようなもの。そんなに簡単な話ではない」と発言。ウクライナに影響力を行使するロシアの姿勢に一定の理解を示した。 一方で、ナチス・ドイツが1938年、ドイツ人も多く住むとの理由でチェコスロバキア(当時)のズデーテン地方を併合したことを例に挙げ、「わが国民の保護という話は、ドイツがかつてズデーテン地方の割譲を求めたことに似た話だと欧州の人は思うだろう」と欧州側への理解も示し、ウクライナ問題の解決には時間がかかるとの見方を示した。ドイツは当時、チェコを除いた英仏独伊で
(G7首脳会議でロシアのG8への参加停止の方針が確認されたことについて)キエフ公国というのはロシアのもとですよ。ロシアというのはここから始まったんだから。そのキエフ公国がロシアのもとなんだから、キエフがバルカンだのクリミア半島と別れて、キエフだけヨーロッパに行っちゃうみたいな話は、ロシアとしてはなかなか、日本で言えば宮崎県が独立して高天原がいなくなっちゃうみたいな話なんじゃないの。知らないけど。よくあの辺のことはわからないけど。そんな簡単な話ではないんだという話ですし。 ラトビア、リトアニア、エストニア、あの辺のバルト3国あたりは人口から言ったらロシア人の方が多いのではないかな。だから、そこにいる人の、我が国の国民の保護だという話は、かつてチェコのズデーテンラントの割譲を求めてドイツが入って行った話と似たような話だとヨーロッパの人は思うだろうと思うね。だからクリミアの話は、あそこには黒海艦
横浜中華街にあるヨコハマおもしろ水族館で29~30日、深海生物の試食会がある。ダンゴムシの仲間(等脚類)のオオグソクムシや、深海ザメを調理して振る舞う。深海ザメの解体ショーもある。 オオグソクムシは食材用に約270匹を駿河湾で新たに採取。中華街の店で素揚げにしたものを提供。深海ザメはイタリア料理店でソテーやフリットにする。「見た目はグロテスクですが、深海ザメはふわふわの白身、オオグソクムシはカニのような味で意外とおいしいですよ」と同館運営企画部ディレクターの菅沢彩子さん(30)。 同館では普段からオオグソクムシを展示。深海の生物には珍しく、ストレスに強いため、触ることもできるという。飼育員の安田賢史さん(26)は「素早く動いたり、ダンゴムシのように丸まったりする様子も体験して下さい」。世界最大の等脚類ダイオウグソクムシの展示も始めた。 試食会は各日午前11時、午後4時の2回。深海魚漁師によ
台湾の行政院(内閣)敷地内に学生や市民が突入し、警察に強制排除された問題で、江宜樺(チアンイーホワ)行政院長は24日記者会見し、突入を厳しく非難した。学生らは警察による鎮圧に強く反発している。一方、学生の占拠が続く立法院(議会)では与野党間で打開策を探る動きが出てきた。 江氏によると、23日夜に約2千人が敷地内に入り、一部は建物に入って公文書を持ち出そうとしたという。江氏は「行政院は最高行政機関。外交や経済、国家安全に関する重要資料があり、略奪や占拠は許されない」と対処の正当性を強調。立法院の占拠は比較的穏健に行われてきたと評価しつつ、行政院突入で「運動が変質した」と断じた。 行政院突入では63人の逮捕者も出たが、立法院では学生らが議場占拠を続けている。学生代表は占拠活動そのものは非暴力の抗議活動だと主張。流血の責任は馬英九(マーインチウ)政権にあるとした。新たに台湾全土でのストや授業ボイ
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