思ったことを書くだけ。
![妻の小言。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/92da61a0f168c525e96cc19de889df95fe7e0e0f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Flogo%2F1%2F197001%2F01%2F23%2Fa010092320240321231516.jpg)
松本さんの真似をして写真と歌詞の引用をしてみよう。 写真は私の父と息子。 Happy birthday dear 息子 Happy birthday to you (『Happy birthday to you』)
息子を自転車で幼稚園まで送り、家の玄関でびしょびしょになったレインコートを脱いでいた。 今日の雨は一段とすごかったなぁ…そう思いながら帽子に付いたしずくをはらっていると、足元の黒い物体が視界に入った。 「……ふぎゃあああぁぁーーーーっ!!」 手に持っていたレインコートと帽子を壁にぶちまけ、長靴をはいたまま廊下に飛び上った。 私の乱れる呼吸とは裏腹に、ヤツは玄関の冷たい床に静かに佇んでいた。 心を落ち着かせる暇はない。戦いはもう始まっているのだ。 急いで2階に上り、洗面所にある武器とリビングにある携帯を取り、再度玄関へと向かった。 ヤツは私の戦意に気付いているのか否か、息をひそめ同じ場所にじっと待機していた。 独りで戦うのは辛いもの。 友に力を借りようと、心の支えを求め、旦那に電話をかけた。 「お客様のお掛けになった電話番号は、現在電源が切られているか電波の届……」 ……おぉぉいい。生放送出
あるタイトル戦でのこと(旦那から聞いた話)。 いつものようにメニューの中から好きなおやつを注文し、わくわくしながら到着を待っていた。 すると、運ばれてきたおやつが自分のと佐藤さんのと逆に置かれた。 「いやっ、僕モンブラ…」 指摘する暇もなく、仲居さんは対局者に気を利かせ、足早に静かに部屋を去った。 対局室には自分と佐藤さんの二人だけ。 「…あの、そのモンブラン、僕のですよね?」と佐藤さんに言おうか。 それとも気づかないふりしてフルーツルージュを食べるか。 しかし盤上を読みふけっている佐藤さんが突然顔を上げ、「あ、僕のフルーツルージュ」と言ったら大変だ。 相手の動向をじっとうかがう。 佐藤さんは一心不乱に盤上を見つめている。 僕はモンブランを見つめている。 佐藤さんの手が伸びる。 「あっ…」 モンブランが口の中に運ばれるのを見届けてから、泣く泣く諦めてフルーツルージュに手を出した。 別のタイ
朝、インターホンが鳴った。 旦那が玄関に出ると、宅配の人が立っていた。 荷物を受け取り、伝票を見ると「100年インタビュー羽生善治 DVD」と書いてあった。 DVDに旦那が少しだけ映っているため、制作会社から見本が送られてきたのだ。 伝票にサインを書いていると、宅配の人が言った。 宅配 「羽生さんのファンなんですか?」 旦那 「…え?あ…はい」 宅配 「あの方は謙虚で素晴らしい方ですよねぇ」 旦那 「…そ、そうですね」 完全に将棋ファン同士の会話じゃないか。 その宅配の人は荷物を届けるたびに、一言何か話をするのが好きな人なのだ。 しかし「最近若手で謙虚じゃない方がいますよねぇ」って話にならなくて良かったと思う。
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