教科「情報」は小・中・高 12年間の情報教育の集大成 共通教科「情報」が創設されてから約10年。その間、情報テクノロジーは飛躍的な進歩を遂げ、生まれた時からICTに接する「デジタル・ネイティブ世代」も出現、共通教科「情報」に求められる内容は年々深化してきている。昨年告示された高等学校新学習指導要領・共通教科「情報」は時代の流れを受け、情報活用能力育成の重要性を反映した形となった。改訂のポイントとその意義、情報科教員に今求められる力について永井克昇視学官に聞いた。 情報活用能力は 「読み・書き・計算」に匹敵する力 新しい高等学校学習指導要領の共通教科「情報」には、すべての日本人にとって「情報活用能力」は必須の能力であり、身につけるべき力である、というメッセージが込められています。基礎学力は「読み・書き・計算」と言いますが、「情報活用能力」はそれに並ぶ第4番目の力といえます。 情報教育の内容は