Brandon Keim Image: Flickr/ メキシコシティで撮影された「豚インフルエンザを恐れてマスクをする人々」の一部 4月初旬にメキシコのベラクルス州で、耳慣れないインフルエンザの症例数件が初めて報告されて以来、感染性が高く、死亡する可能性もある新種のインフルエンザの発生に、世界中で不安が高まりつつある。 メキシコではこれまでにが報告され、103人が死亡した。このうちのすべてが正式に確認されたわけではないが、同種のウイルスが原因と考えられている。 死者の多くは25歳から45歳までの間だ。[スペイン風邪やトリインフルエンザでは、免疫系の活発な反応がの過剰産生(サイトカイン・ストーム)につながるため、若くて健康な人がかえって罹患しやすいと考えられている。具体的な症状は、気道閉塞や多臓器不全などアレルギーに似たものになる。ただし、メキシコ以外での死者は現時点では報告されていない。