大企業の管理層にソーシャルメディアを理解してもらうのは至難の業だ。 そもそもソーシャルメディアを活用するどころか,社内ではmixiもyouTubeもTwitterも閲覧できないという企業も少なくない。そんな中で顧客と直接コミュニケーションをするソーシャルメディア活用を提案するなんて,ハードルが高すぎると感じている方も多いだろう。私自身,20代は大企業で多くを学び,その組織運営システムも体験した。社内説得や稟議プロセスの困難さは理解しているつもりだ。 そしてこれは日本に限ったことではない。ソーシャルメディアのご本家,米国でも企業管理層の抵抗感は強いようだ。例えば年初記事で紹介した「2010年米国専門家のトレンド予測」において最も多い予測が「企業は新しいマーケティング手法に移行する」だったが,それに対する専門家のコメントには実に辛らつなものが多かった。 ■ 2010年は企業のソーシャルメディア
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