5月21日(日本時間)、米Facebook傘下のVR大手・Oculus VRがOculus Questを発売しました。最大の特徴は、映像や電源のケーブル不要でどこでも使えるスタンドアロンのVRヘッドセットでありながら、自分の足で仮想空間を動き回ったり、両手のハンドコントローラーでモノをつかんだり投げたりできることです。 VR空間で手が使える、歩ける──いずれも没入感を高める重要な要素ですが、これまでは高性能なPCを用意したり、部屋に複数の外部センサーを設置したり、あるいはVR専門のゲームセンターに足を運んだりする必要がありました。ハイエンドVRと呼ばれる高価格な機器を用意しなければ体験できない世界だったのです。 しかし、Oculus Questの登場によって、ハイエンドVRの環境にかなり近い体験がVRヘッドセット1つで完結します。 VR元年といわれた2016年から早3年、VRもついにここま