タグ

2012年12月24日のブックマーク (3件)

  • JALの公的再生は失敗だ

    航空(JAL)やカネボウ、ダイエーなど数多くの企業再生や経営改革に携わり、オムロンの社外取締役なども務める冨山和彦氏(=上写真=)のロングインタビュー最終回。冨山氏は再上場を果たしたJALの再建問題を振り返り、公的再生の問題点を指摘。「企業倒産は悪ではない」と主張する。第2回目はこちら。 JALが再上場したこと自体は正しい。国民負担を生まないことが大事だということと国が早く手を引くべきだということは間違っていない。だから、再上場を選んだ以上はできるだけ早く再上場したほうが良かった。 しかし、「そもそも論」まで遡ったときには違う議論になる。 国が民間企業を支援する場合、競争歪曲という問題がつきまとう。イグジットする際、この問題に対する解決策は2通りある。一つは市場経済的な解決。これは経営支配権を売却、オークションにかけることです。そうすれば開かれた競争入札で、競争相手も公的支援の果実を手

    JALの公的再生は失敗だ
    ha4me
    ha4me 2012/12/24
  • ソニーをダメにした、「派手な成功」狙い

    の電機業界には、アイデア商品は二流の会社が作るもので、テレビのような、大きくて大量にモノをつくるのが一流というヒエラルキーがあった。昔は組み立てメーカーが一番偉かったんですよ。それ以外の部品メーカー、部材メーカーは全部下請けという位置づけだった。 そういうヒエラルキーの幻想から脱却する必要がある。GEのジャック・ウェルチは30年前にその幻想から卒業した。 一流、二流の幻想と京都企業の価値観 東京や大阪の電機業界はそうしたヒエラルキーの序列があった。でも、京都だけは関係なかった。 京都では、「東京や大阪の一流電機メーカーの下請けに入れました」といっても誰も褒めてくれない。京都的には東京も大阪も都ではないから。やはり価値観がキモで、「イケている」とコミュニティの中で思われているのが大事だ。「ウチは今度でっかい注文を松下から取ってきたんだ」と言ったって「それがどうしたんだよ。何がうれしいんだ

    ソニーをダメにした、「派手な成功」狙い
    ha4me
    ha4me 2012/12/24
  • シャープの失敗が映すニッポン電機の急所

    航空(JAL)やカネボウ、ダイエーなど数多くの企業再生や経営改革に携わり、オムロンの社外取締役なども務める冨山和彦氏(=上写真=)。その経験や手腕から、シャープやルネサスエレクトロニクスなどが経営不振に陥った背景には、日企業に共通した弱点があると指摘する。ニッポン電機の生きる道とは――。JALの再上場問題なども併せて冨山氏のロングインタビューを短期集中連載で掲載する。 シャープの問題は、日の電機メーカーすべてで起きている。ただ、その中でもともと財務的な余力が少なく、液晶のほかに稼げる事業、すなわちバッファが小さかったシャープがいきなり厳しくなった。 日の電機メーカーは総合化しており、重電からAV、テレビ、通信、IT領域まで全部手がけている。かつ、垂直統合を志向し、最終組み立てだけではなく、半導体や液晶といったデバイスまで自社でつくる。横が広くて縦にも深い業態というワケだ。 そのモ

    シャープの失敗が映すニッポン電機の急所
    ha4me
    ha4me 2012/12/24