「ファミリー新幹線」を利用する家族連れ=5日午前11時3分、横浜市、越田省吾撮影 子連れ専用の「ファミリー新幹線」が5日、東海道新幹線(東京―新大阪)を走った。高速道路対抗策の一環として、JR東海が初めて企画。東京、新横浜などの各駅は、一足早く帰省する家族や観光地に向かうグループらでにぎわった。 JR東海によると、「子どもは夏休みでも、新幹線車内は周囲の目が気になる」という若手社員の声で実現。未就学児も含めて申し込み人数分の切符が必要だが、この時期の通常料金より1人当たり8%程度安くした。荷物置き場として座席が追加されたり、おもちゃが当たる抽選会を開いたり特典も満載だ。19日にも1往復走らせるが、席にはまだ余裕があるという。 東京駅から利用した小柳津由依さん(29)は、娘果音(かのん)ちゃん(9カ月)と岐阜県の実家へ帰省するため乗車した。「ベビーカーの置き場にいつも困っていたので座席