管理職しか残された道がない…大手で感じた疑問と悩み 平岡利規氏(以下、平岡):安定はしつつ、自分でチャレンジできる環境だったんですね。(スライドを示して)これはかなり上がっていったのですが、またちょっと下がるような出来事がありました。「会社に希望をなくすPart2」ですね。これは、どうなったんですか? 木村直樹氏(以下、木村):仕事や待遇の面では、そんなに問題はなく、惰性という言葉は変ですが、そのまま行けばそれなりに満足した人生を送れる感じにはなっていました。しかし、若い人がどんどん辞めていって、年寄りだけが残っていく状況でした。 結局、自分のエンジニアとしてのキャリアを考えた時に、その会社で残っているのは、人を管理するだけの管理職の道しかないのと、コロナが流行り出して、いろいろな働き方が出てくる中で、出社が当たり前、残業している人が偉いという風潮が大手だと抜けませんでした。 この働き方で