毎年7月14日に横浜市戸塚区の「八坂神社」で開かれる「お札まき」は、神奈川県屈指の奇祭として知られています。祭りの主役はなんと男の娘、つまり女装した男性たちなんです。行ってきて御利益にあずかりつつ、女装子として参加している方にお話も伺ってきました。 ちなみにこちらは昨年2014年の様子。女装さんたちのイキオイがヤバい 祭りの内容は、彼ら(彼女ら?)が街を踊り歌い歩きながら御利益のあるお札を配るというもの。見物人たちはその列を追いかけて、お札を拾います。一瞬ふざけてるのかな? と思ってしまいますが、実は市の無形文化財にも指定された、元禄時代から脈々と続く由緒正しきお祭りなのです。 病弱な子どもを持つ母親が、子どもの着物を神社に持って行き、健康を祈願してお札を持ち帰った、というのが始まりだそう。要するに、華やかな着物は「子どもの健康を願うお母さんのコスプレ」なんですね。それにしては明るいですが