今年の春から「値上げの波」が鉄道界にも広がっている。東急や近鉄は運賃改定を実施し、さらに公営地下鉄などを除く大手私鉄・JRなどの多くが運賃に10円程度を上乗せする「バリアフリー料金加算」を導入した。となると、乗り換えなどで複数の鉄道会社をまたぐほど値上げ幅が大きい。バリアフリー料金加算している会社を3社乗り継げば30円の上乗せになる。 物価高の今、これはなんとかしたいところである。そこで今回は複数の鉄道会社乗り継ぎを避けて目的地に安く行ける方法をご紹介したい。 「目的地の最寄り駅はここ」という表示、それは本当にあなたにとっての最短経路だろうか。その最寄り駅がある路線に乗り換えるために歩く距離や時間を考えると、乗り換えずに「2番目に近い駅」で降りたほうが、トータルの所要時間はほとんど変わらず、運賃も安くなることがある。最寄り駅表示にだまされてはいけないのだ。どの「駅」まで行くかに注目しがちだ