「革新的衛星技術実証1号機のテーマ公募」選定結果について(2016年2月) JAXAは平成27年10月から11月にかけて、平成29年度にイプシロンロケットにて打上げを計画している「革新的衛星技術実証1号機」に搭載する実証テーマを募集し、応募のあった32テーマの中から以下の観点により 下記のとおり実証テーマ(計12件)を選定いたしましたのでお知らせいたします。 ミッションの意義・価値(衛星技術/競争力向上、イノベーション創出、宇宙産業活性化に資する可能性等) 技術的実現性(インタフェース要求、安全要求等への適合性、開発実現性等) 選定テーマの中には、小型実証衛星(本プログラムの本体衛星)に搭載して実証を行うもの(部品およびコンポーネント)、50kg級の超小型衛星として打ち上げるもの、さらに小さなキューブサットとして打ち上げるものがそれぞれ含まれています。 今後、打上げに向けて、必要な取決めの
堀江貴文氏が宇宙ビジネスに手を付けた時、ほとんどの日本人は、そんな夢みたいなことを、と苦笑したのではないか? 私はそうだった。太ったホリエモンが中古のソ連製ロケットに窮屈に乗り込んだ(というか、ハマってしまった?)絵は、未知へのロマンというより詐欺師の不格好なギャグに見えた。 しかし、時代は変わる。 「宇宙ビジネスは世界で24兆円規模の産業です。10年で約2.3倍に成長している」 有限会社オービタルエンジニアリングの取締役社長・山口耕司氏は、数少ない日本の宇宙機器企業のひとつを率いる一方、次世代宇宙システム技術研究組合の理事長も務めている。 「そのうち、ロケットの打ち上げや部品を作っている宇宙機器産業の売り上げは1.9兆円しかなく、残りはそれを利用する産業になります。衛星放送や衛星電話ですね」 自動車産業は200兆円規模なので、宇宙機器産業はまだまだ小さい。しかしアメリカでの市場が4兆50
電子機器は、使用する温度に注意する必要がある。温度が高くなりすぎると、機器が壊れたり、寿命が短くなったりするからだ。かといって、逆に温度が低すぎても、それはそれで問題がある。人間と同じように、電子機器にも「快適な温度」というものがあるのだ。これは地上の機器でも宇宙の機器でも変わらない。 しかし、宇宙では過酷な温度環境への対応が必要となる。月面では、日向が100℃を越える一方で、日陰が-100℃を下回る場合もある。こういった高温・低温から機器を守るため、人工衛星やローバーには内部の温度を一定の範囲に収めるように工夫が施される。この工夫を考えるのが「熱設計」である。 まず、太陽光から受ける熱はできるだけブロックする。人工衛星の色というと金色のイメージがあるだろうが、あれは「サーマルブランケット」と呼ばれる多層断熱材だ。これで太陽光を反射して熱が入るのを抑え、同時に冷えすぎも防止している。消防士
月への試練と耐久試験 【vol.4】月面の過酷な温度環境に対応し、ローバーを守れ!「熱真空試験」レポート2016.06.08 ローバー(月面探査ロボット)は完成するまでに様々な試験を実施する必要がある。どんな試験を行っているのか。なぜ試験が必要なのか。このシリーズでは、そんな疑問に答えていきたい。前回の放射線試験に続いて、今回は2016年4月19日から22日に東北大学で実施された、熱真空試験についてレポートする。 扇風機が使えない? 地上と宇宙で違う熱の伝わり方 電子機器は、使用する温度に注意する必要がある。温度が高くなりすぎると、機器が壊れたり、寿命が短くなったりするからだ。かといって、逆に温度が低すぎても、それはそれで問題がある。人間と同じように、電子機器にも「快適な温度」というものがあるのだ。これは地上の機器でも宇宙の機器でも変わらない。 しかし、宇宙では過酷な温度環境への対応が必要
これが中村さんの持論。起業家・イノベーターの祭典「Slush Asia」に登壇された中村さんにお時間をいただき、キャリアの原点、そしてイノベーターにとって大切なことを伺った。 10年後には「宇宙」を活用することがあたり前に。 宇宙ビジネスに可能性はあるのか?中村さんは10年後の展望をこう語る。 宇宙ビジネスって「夢があっていいですね」と必ず言われるんですけど、10年後には「ふーん」ってなる。それが僕の夢です。宇宙でビジネスをするなんて当たり前にしたい。そのためにはやっぱり宇宙はもっと普通の場所にならないといけないなと思います。宇宙旅行であるとか、HAKUTOがやろうとしている月面探査とか、より普通になるということが重要ですし、そうなっていくと思います。 テクノロジーの視点においても宇宙って10年後はもう当たり前の技術になって、いまのITみたいになっていると思うんです。多くの衛星やロケットが
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