ドイツで19日に発表された世論調査で、難民の受け入れに反対する新興右派政党「ドイツのための選択肢」の支持率が2大政党の1つで中道左派の社会民主党を初めて上回り、今後のドイツ政治の勢力図が大きく変化することにつながるのかどうか注目されています。 2013年に設立されたドイツのための選択肢は、難民の受け入れ反対や反イスラムの主張を訴えて支持を広げ、去年9月に行われた連邦議会選挙では、12.6%の票を獲得し第3党に躍進しました。 世論調査の結果について、ドイツのための選択肢のバイデル院内総務は「われわれは、国民政党になった」とツイッターに投稿し、国民の幅広い支持を受けているとアピールしました。 一方、社会民主党は、去年の選挙で歴史的な大敗を喫したあとも支持率が回復せず、特に今月に入ってからはメルケル首相が率いる政党との連立政権での閣僚ポストをめぐる指導部の対立が表面化したことで批判が広がっていま