投資・経営コンサルティング会社「インフィニティ」の代表にして、『文系が20年後も生き残るためにいますべきこと』、『残酷な20年後の世界を見据えて働くということ』などの著作がある岩崎日出俊氏。 かつて国内最高峰の金融機関だった日本興業銀行(興銀)を45歳で退職し、J.P.モルガン、メリルリンチ、リーマン・ブラザーズなど海外の投資銀行でマネージング・ダイレクターを務めた同氏は、日本の伝統的大企業はもはや「イノベーションを起こせない」と憂い、投資家として冷徹に評価すれば「先行きは暗い」と危惧する。 そうした日本で、しかも現存する多くの仕事が人工知能(AI)に代替されると予想される近未来にあって、いまの20~30代はどうすれば生き残れるのか。岩崎氏に若いビジネスマンが身につけておくべきスキル、そして「世界標準」の投資方法について尋ねた。 世界から相手にされない日本人 「10年後、20年後の日本に希