韓国で7月下旬からオンライン上での殺人予告が相次いでいる。聯合ニュースによると、韓国警察庁は8月21日午前9時までに全国で431件の予告があり、192人が検挙されたと発表。容疑者は30代以下が多く、約4割が10代という。なぜ若者は殺人予告を投稿するのか。専門家に聞いた。 一連の殺人予告は、7月21日に首都ソウル市内で30代の男性による通り魔事件が起きて以降、多発するようになった。8月3日にソウル近郊のショッピングモールで別の男性による事件が起きると更に増加。警察は人が密集する場所に警官を配置し、一部では装甲車など対テロ装備も導入した。 これらの殺人予告は、駅や学校、空港など人が集まる場所を指定したり、人気音楽グループ「BTS」が所属する芸能事務所の役員や人気アイドルグループを狙ったりする内容のものだ。検挙された中には刑事罰に問われない14歳未満の少年や、自作自演で予告を発見したと装う少年も
