「四世三公」と言いますけれど、それはつまりどれくらいすごいのか。 たとえば弘農楊氏は「四世太尉」ですし、蜀郡趙氏も四代続けて宰相格を出してますし。割といるんですね。 だから袁家にしても、そこまでめちゃすごいって訳ではないのかなって。 ということが気になったので、後漢において「複数の三公を輩出した家系」はどのくらいあるのか、挙げてみました。 1位 汝南郡汝陽の袁氏 袁安…司空⇒司徒 袁敞…司空 袁湯…司空⇒司徒⇒太尉 袁逢…司空 袁隗…司徒→司徒 袁紹…太尉⇒大将軍 計6人、のべ12人もの公とひとりの皇帝を輩出した汝南の袁氏がダントツの1位です。 やっぱり「四世三公」は伊達ではありませんでしたw この他でも九卿などの高官もたくさん出しています。 明帝期に現れた袁安から後漢末の群雄袁紹まで、およそ150年に渡る息の長さってのも他を寄せ付けません。 2位 弘農郡華陰の楊氏 楊震…太尉⇒司徒 楊秉