中でも「明日から使えるTIPS」だと感じられたのが、サウンドに関する言説です。天谷氏は「プレイヤーは絵だけでなく、効果音からも『双方向性』を得たがっている」と説明し、もっと効果音の種類を増やすことを勧めました。BGMについても楽曲の完成度ではなく、ゲームデザイン的な視点から語られた点がユニーク。すべてを一人で作り上げた開発者ならではのTIPSだったと言えます。 もっとも、そのためには「非常に高い授業料」を払う必要もありました。その象徴が、完成寸前にまで至りながら、ゼロから作り直した点でしょう。理由について天谷氏は「友人へのテストプレイを通して、プレイヤーのコントロールに問題があると感じた。最初で最後のゲーム作りのつもりで、半ばやけくそになって作り直した」と語りました。中でもステージデザインと武器システムは大きく変更されました。 まずステージデザインでは最初から広大な内容だったのが、徐々