ユーザー企業では経営的な視点から、東日本大震災の後、BCP(事業継続計画)対策の一環として、社内にあるサーバーやシステムをまるごと、あるいはバックアップをクラウド上に置くことを検討している、という話はよく聞く。 筆者はXML DBの提供やWebサイトの構築といった、いわばITプロダクトやサービスを提供する側の企業を経営している。しかしながら経営者という立場では、ユーザー企業としてどうITを活用するかという問題に向き合わなければならない。今回はそういった視点から考えてみたい。 ファイルサーバーのクラウド移行を検討したが・・・ 「東北地方太平洋沖地震」直後のオフィス内はどうだったのか。東京都内にある当社の本社オフィスでは、什器備品などが倒れ、社内にあるサーバールームの中では、設置していたサーバー類のいくつかが横倒しになった。 特に社内データの大半を保管するファイルサーバーは、倒れた影響で停止状
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